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【vol.445】反乱=立ち上がろう僻地隊員

2016年08月17日
今回、急きょ決まったJICAとの面談。
これは、私なりの、
「僻地隊員による、ささやかなJICAへの反乱」
だった。

× × × × × × × × × × × × × × × × × × × × ×

JICAから協力隊員への支援には、
不公平な側面が存在している。

いや、それが事実ではなく、
私が不公平感を感じている
というほうが、正しいだろうか。
ずっと抱え続けてきた違和感が爆発したのが、
今回の面談の要請だった。

国際協力には、流行りや廃りが存在する。
かつてはハコモノを建てるのが主流だったが、
今はよりソフト面、
技術支援の方が増えているだろう。
その支援も、先進国が「これが必要だろう」と押し付けるのではなく、
より住民の意見を尊重した「住民参加型」が主流となっている。

フィリピンの協力隊でも、流行りや廃りはある。
今でいえば、ものづくりや防災、グループ支援。
このような現場には、多くの隊員が配置され、
ボランティア班以外のセクションとの交流も盛ん。
調整員さんも、足しげく通い、ミーティングを重ねているように映った。

× × × × × × × × × × × × × × × × × × × × ×

転じて、私の任地、ティナンバック。
まぁ、隊員で従事する人の多い有機農業を進め、
「木酢は、ビコール全体に広げるから」と言われてきた。

しかし、
昨年4月以降、JICAの調整員さんの来訪、ゼロ。
同3月に、バイクを届けにフィリピン人スタッフが来てくれ、
その翌月にフィリピン赴任半年後につくる活動計画の策定で来て以来、
調整員さんが来たことはなかった。

もちろん、JICAから干渉されず、
「自分の力で活動を進めるんだ」
と意気込む隊員も多い。
私も、どちらかというと、昨年まではそのタイプだった。

しかし、木酢をJICAの経費で造ることになり(vol.284この勢いに乗り導入へ)、
さらには選挙など、さまざまな“障害”が多く、
建設はなかなか進まない。
だから、ずっとこの窮状は伝え続けてきたし、
半年ペースくらいで提出する活動報告書でも、
「ぜひ一度、任地に訪問してほしい」と記してきた。

そして、いよいよ帰国が迫る。
そのため、再度、筆を執り(パソコンのキーをたたき)、
「フィリピン人は体面を気にするので、
 来ることで、木酢の話が一気に進むかもしれない。
 ぜひとも任地に来てほしい」
とメールを送った。
それに対する返事。

「来月、活動結果確認に伺うと思いますよ」
  ※活動結果確認=任期終了時の配属先、隊員、JICAの面談


え、来ていただけるのは、最初と最後だけなの?
しかもこの日、別のスタッフさんが、
私の任地から車で2時間の別の隊員の任地にいることを知った。
こんなに来てほしいと言い続けているのに、
なぜ、私の任地には来ていただけないのだろうか…。
完全に、私の「田舎者魂」に、火がついてしまった。
「あまりに、不公平ではないか?」

「あまり差をつけられると、モチベーションが下がる」
「『JICAに見捨てられたのかな』とさえ思う」―。
冷静さを保ちつつ、
でもどうしても湧き出てくる思いの丈を、メールの文章にこめた。

× × × × × × × × × × × × × × × × × × × × ×

もちろん、ほかの隊員の任地も、
そこだけを目指していくわけではない。
現在、フィリピンで隊員が多いのは、
ボホールやパナイ島、シキホール島など。
ビコール地域は、お隣のアルバイ州(レガスピ空港使用)は隊員が多いが、
私たちの南カマリネス州(ナガ空港使用)は、2人だけ。
ちょっと仕事の合間に行ける観光地もないし。
出張の費用対効果を考えても、
あまり足を運べないのは分かる。
しかも、大きなイベントも開けていないし、何の実績も残せていないティナンバック。

だが、
何もできていないからこそ、
アドバイスや変化のきっかけを求めているのではないか?
実績がすでに出ているところにばかり支援を厚くするのは、どうなのか?
マスコミに取り上げられやすい活動だけが、協力隊の活動なのか?

そんな疑問をどうしてもぬぐいきれず、メールの送信ボタンを押した。

そして、今回の来訪が決まったのだ。

× × × × × × × × × × × × × × × × × × × × ×

私は幸いにして、
フィリピン協力隊派遣50周年記念式典実行委員長を拝命したり(vol.163来年2月、委員長です)、
元記者ということで、さまざまなメディアに寄稿させてもらったり(vol.418現地日系紙にデビュー)、
佐賀のFMラジオ局に月1回の隊員お悩みコーナーを作ってもらったり(vol.121毎月の悩みを送ります)と、
少しは注目度の高い隊員生活を送らせてもらった。
このブログも、少しはティナンバックを知ってもらえれば、
ということで書き始めた。
それでも、JICAから任地への来訪者はゼロ。
本当に悲しかった。

でも今回、20分ではあった(vol.444第三者の存在、刺激に)が、
確かにこの先の未来を、少しでもこじ開けることができた。
本当に忙しい中、時間を作ってくれた調整員さんには感謝したい。

だから、同じ僻地で汗を流す隊員よ!
もっと情報発信しよう!
そして、JICAにわがままを言っていこう!
それが、自分の活動を進め、ひいては、
任地の人たちのためになるのだから。

↓決して、JICA批判ではありません。でも、なかなか取り上げられず、結果がなかなか出せずにもがいている人がいるということが、少しでもご理解いただければ!
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国際協力・ボランティア | コメント(2)
コメント
私も僻地ですがそんなもんです。僻地と言っても事務所から3時間で来れるんですがね。調整員の興味がなければ来ないですよ。美味しい食べ物があったりとか。不公平ってのは本当その通りで、隊員によっては何回も調整員が来てるところもあるみたいですね。
No title
>名無しさん
コメントありがとうございます! どちらの任国か分かりませんが、決してフィリピンだけではないんですね! ちょっと、勇気がわきました。

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