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【vol.460】韓国=立ち呑みスタイル体験

2016年08月31日
27日は、
韓国版協力隊KOICAボランティアと一緒に、
ワークショップに参加(vol.458古い文字を習ってみた)。
私が描いたビールの絵を発端(?)に、
みんなでビールを飲みに行くことになった。
(最初から、この飲み会含めてワークショップ参加を決めたことは秘密)

1軒目は、
日本食、韓国料理、メキシカンがいっぺんに食べられるというお店へ。
まぁ、日本食は、
フィリピン来たばかりだったら
「あぁ、こんなのが食べられるなんて!」と感動するだろうが、
「まぁまぁ、海外ならこんなものかな」という味。
KOICAに教えてもらったが、彼らも
「韓国料理は微妙」との評価。
この後、ベジタリアンのオーストラリアボランティアが合流したため、
別のサラダなどが充実した店に移動。
その後、
KOICAメンバーと私だけで、3軒目へと移動した。

どこか、KOICAで行きつけの店があるのかなーと思っていたら、
「Kマートに行こう」
とのこと。
Kマートは、
韓国食材を中心に、ちょこっと日本食もおかれた食材店。
私も、韓国のラーメンやキムチを買いに、
よく訪れていた店だ。
しかし、飲み屋じゃない。
「この奥に、何か別の店あったかなー」と思ったら、
違った。

Kマートで飲むのだった。
KOICA飲み
【写真】=韓国のりやラーメンなどに埋もれたスペースで飲み始めるKOICAボランティアたち(8月27日)

彼らは、辛いラーメンを買ってお湯を投入。
キムチと豆腐を買い、
豆腐は店内の電子レンジで温めて、ドゥブ(豆腐)キムチに。
さらには、韓国焼酎(ソジュ)や、どぶろくのマッコリを買い…。

こういう飲み方、大好き!笑

何だろう、日本で言うと、
立ち呑み屋的な。
大学生時代、確か東京・新橋のガードレール下だったと思うが、
日本中の缶詰めを集めて、
それをつまみに飲ませてくれた店があったが、
そんな感じ。

すぐにソジュは飲み干し、もう1本。
おっと、キムチが切れちゃったね。
いやいや、今度は私が買ってきますよ!
この韓国のスナック、知ってます?
最後はアイスが食べたーい!

またやりたい! Kマート飲み!

↓日本食材店でも、こういうことやってくれないかな? 日本酒をちょっと燗つけて、あてはタコワサビに明太子。あれ、佃煮なんかあるじゃない、ダメだよ、そんなところに隠しちゃ。最後は焼きそばで〆て・・・ね。
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フィリピングルメ | コメント(0)

【vol.459】好例=いかにファン増やすか

2016年08月31日
フィリピン隊員の仲間が30日から
インターネットを通じて寄付を募る「クラウドファンディング(CF)」に挑戦している。
「どこかで応援記事を書こうかなー」と悠長に構えていたら
驚かされた。
なんと、
2日で100%の金額(20万円)を達成していたのだ!
野菜クレヨンでフィリピンの障がい者に継続的な収入を!
CF野菜クレヨン

私も、これまで、
ファンドレイザーの端くれ(准認定ファンドレイザーの資格保持)として、
いろんな協力隊員や市民団体のCFを見てきたが、
ここまで速く達成したのを見たのは初めてだった。
CFは、目標金額に達しなければ、寄付金を得ることはできない。

このプロジェクトを進める天野真之介隊員の例を基に、
CFを成功させる3要因を分析してみた。

①ストーリー性があった
途上国×障害者―。
安定収入減の少ない途上国の農村部においては、
健常者でもなかなか収入を維持できない。
ましてや、聴覚や身体に障害を持った人ならば―。
天野さんは、支援を呼びかける文章でこう書いている。

今、彼女のコミュニケーション手段は手話のみ。そして手話を知っているのは周りでお父さんとお母さんだけ。当然彼女の行動範囲は自然と家の中に限られ、引きこもりになってしまいました。
(中略)
彼らと共に生活する中で、私には「彼らと共に、寄付に頼らない継続的な収入を得るためのモノ作りに取り組みたい」という想いが芽生えました。


現在、日本では「感動ポルノ」として、
障害者を感動の材料とすることへの批判が相次いでいるようだが、
彼の場合は違う。
「一緒に住む、住民が困っている。だから助けたい」。
草の根で活動する協力隊だからこそ気づける、視点。
そのようなリアルな状況が、情に訴えたのだろう。

②ファンを多く獲得した
CFを含む資金開拓は近年、
ファンドレイジング
と呼ばれる。
このファンドレイジングのことを
ファン度レイジング
と表現する方もいる。

人に、
「活動のために資金が必要なんです!
 お金を寄付していただけませんか?」

と言って、なかなか払ってもらうことは難しい。
しかし、
その人の「ファン(FAN)」であれば、
いくらでも支援したい!と思うだろう。


また、いきなりどこかに連れて行かれて、
「すばらしい企画やろ?
 寄付してくれんか?」と言われても、
それはただの脅迫だ。
そうじゃなくて、例えばチャリティコンサートでも開かれれば
「楽しい! これなら寄付したい!」となる。
そう、楽しさ(FUN)があっても、支援は得られやすい。

後輩隊員である天野さんは、フィリピン赴任時から知っているが、
積極的にフィリピンにいる知り合いや興味深い人たちに会いに行き、
人脈を広げていた。
そんな人たちが、彼の「ファン」となったのだろう。
そして、野菜クレヨンという、
なんだか楽しげな企画。
これも、多くの人に受け入れられやすかったのではないか。

さらに、CFは
「スタートダッシュが肝心」
とも言われる。
募集期間の長いCFでは、
最初はばっと伸びて、中盤は中だるみ、
あとちょっとという終盤にもばっと伸びる。

天野さんのこの活動は、
開始から6時間で、68%の寄付を集めたようだ。
初日お礼とご報告〜クラウドファンディングで新たな挑戦始めました〜

達成率は、信頼度の証でもある。
「あ、この人、この活動は信頼できるから、
 ほかの人ももう寄付しているんだ」
と思わせることができれば、次なる寄付につながる。

スタートダッシュに必要なものこそ、
やはり
「ファン度」
であるのだ。

③メディアの活用
今回、私が天野さんの活動を知ったのは、
「複数のメディアなどで私・この活動について紹介してもらいたい」
と相談をいただいたからだ。
元記者として、頼っていただくのはありがたい。
なので、
・まずはプレスリリース(要点が書かれた文章)をつくること
・アポを取って、できるだけメディアの人に会うこと
・あまりCFは全面に出さないこと
―などのアドバイスをさせてもらった。

「全面に―」に関して言うと、
現場の記者は、あまりビジネス絡みのネタを嫌うから。
彼らが追っているのはニュース。
もし、そこで「寄付してください!」と全面に出てしまうと、
「それなら、記事広告出してください。CM打ってください」となる。
だから、記者時代は、
販売部・広告部絡み(新聞販売店やスポンサー関連)の取材は、
あまり行くのが億劫に思ったものだ。
記者がどういう視点で記事を書くか、
少しだけアドバイスさせてもらった。

すると、天野さんはフィリピンの無料情報誌や新聞、
日本の情報サイトなどに積極的にアクセス。
私は既存のメディアばかりを想定していたが、
ブロガーさんにメールを送り、
そこから記事で取り上げてもらうということもやってのけた。
アマミモヨリオフィシャルブログ「* 応援します!『常夏国でつくったお野菜クレヨン』プロジェクト」

そうやって多くの人に活動を知ってもらうことで、
さらに彼の、彼の活動のファンを獲得したのだ。

個人的に、まだ協力隊員がCFを使うことに関しては、
100%賛成はできない。
活動に関しては、まずは配属先に支出してもらう。
それが無理ならば、JICAの支援経費、
ちょっと額が大きくなれば外務省の草の根無償資金協力など、
頼るべき資金提供先はある。
CFは、最後の奥の手であると思う。

でも、それらは制限が多い。
申請・承認まで時間がかかる場合もある。
とりあえず、使えるものは何でも使う!
その“隊員魂”で真摯に取り組み、
多くのファンを獲得した天野さん、尊敬します!

↓100%は達成していますが、達成率が高まれば高まるほど、多くの活動資金となります。最後まで応援してあげてください!
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【vol.458】象形=古い文字を習ってみた

2016年08月30日
連休初日だった27日、
私は、同期隊員ののんちゃん(赤井希さん)に誘われ、
近隣都市・ナガで開かれたワークショップに参加した。

テーマは、
古いフィリピンの文字を学ぶ!
どんなものかというと、
こんな象形文字みたいなものだ。
バイバイン図
【図】=ネットで拾ったフィリピン文字の表

バイバインと呼ばれるそうで、
これは、私の住むビコール地域で使われていたもの。

フィリピンは16世紀からスペインに統治され、
アルファベットが輸入。
さらにはアメリカの支配下にもなり、
現在では公用語の一つは英語であるほか、
もう一つの公用語のタガログ語も
基本的にはアルファベットで表記することのできる言語だ。

しかし、その前にはこんな言葉を使っていた。
そういう歴史を学んでみましょうーという、
地域のコミュニティカフェ主催のイベントだ。
このカフェをのんちゃんが活動の一環で支援、。
さらに、近い任地のKOICAボランティア(韓国版協力隊)のメンバーも参加すると聞いて、
私も参加してみた。

セミナーは、最初に文字の起こった歴史や、
書き方について学んだ後、
タガログ語で書かれた文章をバイバインに翻訳し、
グループごとに発表。
バイバイン1
【写真①】=バイバインに翻訳した文字を発表するのんちゃん(右)とKOICAのスーさん(8月27日)

そして、最後は、
自分で好きな言葉をバイバインに翻訳し、
うちわに絵を描いて発表するというワークショップだ。
バイバイン2
【写真②】=バイバインを書いたうちわを見せる(左から)KOICAのアイリーンちゃんとセレーナちゃんと筆者(8月27日)

私は、
「MASIRAM」
という
「美味しい」という意味のビコール語を選択。
もらったうちわが黄色かったので、
泡や炭酸も加えて、
ビール型のうちわにした。

すごく楽しいワークショップだった!
参加費は250ペソと、
うちの町役場の臨時職員の一日の給料並だったが、
JICAとKOICA以外にも地元の大学生の参加もあったし。
フィリピンのセミナーは、無料が多いか、
むしろ、参加してもらう費を役場が払って来てもらったり、
必ず食事やミリエンダ(おやつ)を用意しなければいけなかったり。
かなりの主催者側の負担が求められる。
今回も、立派なミリエンダや、
うちわの用意、使った絵の具やペンなどの用意も必要だったろうが、
それでも、
浮いた分の費用で次なるセミナーが開けたり、
さまざまな生計策が並ぶカフェの経営に回せたり。

全然、250ペソを高いとは思わないセミナーだった。

こういうのも、ある意味有効なファンドレイジングだよなーと思いながら、
私のうちわのせいで高まったビール熱に浮かれ、
KOICAメンバーたちとビールを飲みに行ったのは、
言うまでもない。笑

↓フィリピン人も今では知っている人が少なくなったこのバイバイン。最後に貴重なものを学べてよかった!
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フィリピン文化 | コメント(0)

【vol.457】不良=せっかくの3連休が…

2016年08月29日
フィリピンは、29日が国民の休日(National Hero Day)で、
この週末は3連休。
帰国前の最後にゆっくりできそうな週末だったので、
そろそろ荷物の整理をしたり、部屋の片づけを始めたり、
あとは気になっていた場所に行ってみたり。
そんなことをしようと考えていた。
しかし、連休最終日の29日、
一日、ベッドの上で過ごすことになってしまった。
最後の最後、激しい腹痛に襲われたのだ。


幸いなことに、
私はフィリピンに来てからこの23ヵ月弱、
大きく体調を崩すことはなかった。
ちょっと熱を出した程度で、
デング熱にもかからなかった(今のところ)し、
何より、胃腸は強かったようだ。
おなかを壊したのは、食べすぎ飲みすぎのときか、
大量のトウガラシを食べたときくらい。
水道水を飲んでも、おなかを下すことはなかった。

それが、26日金曜日辺りから
どうもおなかがゆるく、腹痛がスタート。
この日はあまり仕事もなかったので、
早退させてもらい、家でゆっくりした。

27日は調子が良かったので、
同期隊員の誘いで近隣都市・ナガのワークショップへ参加。
そのまま、韓国人ボランティアたちと楽しくお酒を飲んだ。

それが、28日は朝から不調。
ナガでプチ贅沢をしようとパスタを頼んだのが、
それが全然のどを通らない。
激しい腹痛、止まらない冷や汗…。
腹が痛いのを抑えながら、やっとの思いで家へと戻った。
(ナガから任地ティナンバックまではジプニーで1時間半)
そして、29日は朝からずっと腹痛のまま…。

思い起こせば、体調不良は先週から始まっていて、
せっかく、同じカマリネス州のリゾート地・カラモアンへ行くも、
その前日に大量にお酒を飲んで二日酔い。
せっかくのキレイな海もビーチへ行かず、寝て過ごしてしまった。
その後は回復していたと思っていたが、
おそらく、木曜日25日にバランガイ(村)を回った際、
出された水を飲んだのがいけなかったのだろう。
あれ以来、どうもおなかの調子が悪い。
幸い、
トイレとお友達になる
ほどの症状ではないので、
水を多めに飲み、ひたすら収まるのを待つしかないのだが…。

おなかが強いのは、ある意味自分でも誇っており、
協力隊の面接でも
「中国に語学研修で1カ月行ったときも、
 30人くらいのメンバーで自分だけおなかを壊さなかった」

という話を、自慢げにしたものだ。
フィリピンに来てからも、
「あ、これ水道水だな」と思うときはあったが、
それでもおなかを壊した経験はなかったので、
ついつい、自分のおなかを過信していた。

任期の最後、どうしても気の緩みやすくなる時期。
仕事も忙しく、その合間を縫って、
送別会もいろいろと企画している。
楽しくフィリピンの生活を終えるためにも、
あと1カ月ちょっと、健康面に気をつけるぞ!

↓食欲はあるのですが、何か物を胃に入れると痛くなるので、29日はほとんど何も口にできず。最後の最後、ちょっとダイエットになるかな?笑
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【連載『タイに行ったッタイ』⑬完vol.456】旅行=いつ行っても良いもの

2016年08月27日
近ごろ、2ヵ月前に食べた、
タイの料理たちが恋しくてならない。

初日に食べた米粉の麺もおいりかったし、
タイ料理たち1
【写真①】

豚ののど肉は、日本でも出すべきだと思うし、
タイ料理たち2
【写真②】

虫についても、あまり抵抗はなかった。
タイ料理たち3
【写真③】

この焼肉プラス鍋は、絶対に日本でも流行ると思ったし、
タイ料理たち4
【写真④】

一人旅を始めてからは、空心菜の炒め物か、
タイ料理たちカンコン
【写真⑤】

パッタイばかり食べていた。うまいもの!
タイ料理たちパッタイ
【写真⑥】

今思い出しても、
本当に美味しい料理ばかりで、
タイに行って良かったと本当に思う。

よく、協力隊員のブログを読むと、
任国外は1年目が終わったタイミングで行くべきだ!
とか
活動が忙しくない半年の段階がベスト!
とか、
いろいろと
任国外旅行に行くべき時期論
が書かれている。

ただ、これについては、
あまり根拠がない。
だって、
初めての任国外旅行は、誰でも1回しか経験できないから。
おそらく、自分の行ったタイミングで、
「このタイミングで行った俺、ナイス!」って
誰もが思うわけで。
私も、赴任から20ヶ月も経った、任期終盤で行ったが、
「フィリピンのことをすごく理解できているから、
 タイと比べられて面白い」
と思ったものだ。
同期とも2年近くぶりの再会であり、
お互いの成長や変わらないところを確認し合えた。
だから、
旅行は、どのタイミングで行こうがベスト!
だと思うのだ。

まぁ私が失敗したなと思う点を挙げれば、
もっと、旅行に行っておけば良かったな、と。
フィリピンで、北ルソンやボホール、パナイ島などにも行ったが、
すべて、出張ベース。
任国外も、タイだけで終わってしまった。
もっと、いろんなところ、
もっと言うと、
いろんな隊員の任地訪問をしたかったなぁ
というのが本音だ。

というのも、うちの配属先は、
私が来る前にいたアメリカ版協力隊ピースコーのボランティアが、
結構、フィリピンのいろんなところに行きまくっていたようで、
フィリピン人同僚の誰もどこにいるかを知らない状況がしばしば。
そのため、ボスからは
「旅行に行くのはいいけど、これはJICAは知っているの?」
※協力隊員は遠出をする際は、トリップレポート(旅行届)を出す。
などと言われ、
ちょっと、外に出づらい雰囲気をつくられてしまった。
おまけに、ホームステイであるので、
週末ごとにどこかに行くというのは、何か気が引けて、
…というか、どこか行くたびにお土産買わなきゃいけないし。笑
結局、旅行らしい旅行は、
2015~16年の年末年始のミンドロ・ルバング島旅行くらいになってしまった(vol.318ルバングに少尉記念碑)。

まぁ、任地で長い時間を過ごしたことで、
家族や同僚たちとは、本当に仲良くなれたと思うし、
旅行してばかりで、活動がおろそかになるよりは良かったかな、と思う。

でも、協力隊員には生き抜きも大事!
いろんな国や地域に行って、経験や知識を得るのも大事!

後輩隊員の皆さん、もっと旅行に行きましょう!=おわり

↓タイ連載、すっかり完結させるのを忘れていました。笑 旅行から2ヵ月が経つ前に終わらせられて良かった!
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国際協力・ボランティア | コメント(0)

【vol.455】貧困=見誤りやすい家計問題

2016年08月25日
NHKのニュース番組で登場した「貧困」という女子高生が、
「本当は贅沢な生活をしているのではないか」と、
ヤラセ疑惑が浮上しているようだ。
NHKで貧困女子高生特集 パソコン買うお金が無くキーボードで我慢 贅沢三昧が発覚
このニュースを見ていて、
記者1年目に取材した障害者医療制度にまつわる話を思い出した。

当時、研修も兼ねて福岡県庁記者クラブで取材をしていた。
その際、県の制度見直しにより、
重度障害者への医療費助成制度の見直し案が県議会に上がっており、
その抗議活動の模様を取材。
後日、その抗議活動の取材で聞いた、
ある障害者の方の家計情報を基に、
解説記事を書くようにキャップから指示をもらった。

詳しい数字は覚えていないが、
月に障害者年金がいくらで、
そのうちいくらを医療費に回しており、
通院のための交通費がいくらで…などと
細かい数字が出されていたはずだ。
「こんな額で生活されているのか」―。
私も、取材するペンに力が入った。

後日、再度その他の点でその方に問い合わせをすると、
どうも食い違った点を感じた。
その方は、口を動かすこともできないほどの重度の障害をお持ちだったので、
そのお世話をされている方に聞くと、
「その数字は、一般的な障害者の方の
 生活モデルを表したものです」。

つまりは、その方自身の生活の生の数字ではなかったというのだ。
詳しく聞きなおすと、それでも十分苦しい生活をされていたが、
そこまでの数字ではなかった。
結局、別の方の生活を紙面では取り上げた。

その障害者の代表の方は、
決してうそをついていたわけではない。
私の取材が甘かったというだけだ。
ただ、このような取材は、
預金通帳を見せてください、この1週間で使ったレシートを見せてくださいと、
言うわけにもいかず、
取材を受けてくれた方のエピソードを信じるしかない。
そういう意味で、取材の中で、
「1000円のキーボードを買って練習した」
というエピソードが出てくれば、
この女子高生がやらせを言っていたかどうかは別にして、
記者としては、そこにどうしてもフォーカスせざるをえないだろう。

そういう意味で、協力隊員も、よく家計調査というのは、
その任地の状況を調べる中で、取り組む調査の一つだ(vol.207より1ペソでも稼ごう)。
そこで、フィリピンの場合、バランガイ(村)に行ってみて、
「おー、みんな携帯電話を持っているじゃないか!
 貧しくないんだ!」
と言ってしまっては、間違い。
フィリピン人の携帯保有率は高いが、
プリペイド式のため、ロードがなくて、自分からは掛けられない人が多い。
携帯は、受信専用か、ゲーム専用。

その一方で、
例えば聞き取りなどで
「うちの家族は月収が5000ペソだ」と言っても、
素直にその数字があるか分からない。
例えば、ココナッツ農家ならば、45日に一度収穫できる。
だから、44日は無収入となってしまう。
そのような農家に「一月当たり」と尋ねても、
なかなか正確な数字は出てこない。
適当な数字を言うか、一番良いときの収入を答えるか。

だから、大事なのは、
細かい数字にこだわるのではなく、
貧しいかどうかという状況にこだわるべきなのではないか。
私も、任地ティナンバック町において、
一家庭当たりの月収が6880ペソ
という数字は多用しているが、
じゃあ活動をする上で、6900ペソを目指すとかそういう意味で使うのではなく、
あくまで、参考情報の一つ。
数字に踊らされてはいけない。

その点、NHKのニュースは
「子どもの貧困」について目を向けてもらいたいというのが狙いであり、
あくまでキーボードの値段などは、参考情報。
その数字に踊らされないようにしたい。

↓数字って、よくも悪くも、一人歩きしちゃうんですよね。もちろん、時には具体的な数字だからこそ、生々しく伝えられる場合もありますが…。
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ライター・ブロガー論 | コメント(0)

【vol.454】講座=1年越し有機セミナー

2016年08月25日
その資料を作った日付を見て、
どれだけ、時間を無駄にしてしまったかをしった。

2015年7月22日。
前回、バランガイ(村)の一つ、ブラオバリテで有機セミナーをした日だ(vol.207より1ペソでも稼ごう)。
その日以来、
町役場の政治的な事情に巻き込まれ、
ずっと、セミナーは開けていなかった。


それが、この数日は、
連日のようにバランガイを回り、
同僚と一緒にセミナーを開いている。

現在、バランガイを回る主な理由としては、
カカオ生産セミナー。
役場が、栽培が町の気候と適していて、高収入が見込める
カカオの生産を推奨。
現在、賛同したバランガイに対し、
作り方や組織化のためのセミナーを開いているのだ。

カカオに関しては、私は、
農業の素人でもあり、さらに門外漢。
なので、同僚のロッシーさんについてバランガイを回り、
現地のビコール語で住民たちにあいさつしたら、
あとは写真係、ということが多かった。

でも、今回は違った。
25日に呼ばれたタンバンというバランガイからは
「有機農業について話してほしい」
という依頼。
なので、久しぶりに、1年前に作った資料に、
今現在取り組んでいる木酢のことなどを加え、
資料を作り直したのだった。

25日のセミナーは、
前半が、私の有機農業セミナー。
タンバンセミナーけんぞう
【写真①】=地べた、カーテンを張っただけという会場で行われたセミナー(8月25日)

最初は
「独身です。彼女いません!」とビコール語の自己紹介で笑いを誘った後は、
・有機肥料のほうが、化学肥料よりも安価でつくれること
・有機野菜は高く売れること
・有機野菜の方が健康に良いこと
・生計向上にもつながること
―などを説明。
あとは、今取り組んでいる木酢について話した。

久しぶりの全篇ビコール語のプレゼンテーションだったが、
少しは笑いを取りながらできたかなー、60点。

後半は、ロッシーさんのカカオ講座。
タンバンセミナー・カカオ
【写真②】=カカオの育て方について話すロッシーさん(左、8月25日)

まぁ、さすがです。
かなり流暢な説明。
本当に、フィリピン人のプレゼンテーション能力の高さには、驚かされる。

そして、セミナーが終わり、
いざ質問タイムとなった。
最初こそ、有機農業や、カカオのことについて
細かい点が聞かれていたが、
気づけば、
「ケンゾウがいるうちに、早く有機のデモファームを作ろう!」
という話に。

いやー、うれしかったなぁ。
もちろん、ロッシーさんの補足が良かったからこそ、
有機農業は簡単で、安くて、高い収入が得られる!っていう、
私たちが伝えたかったメッセージが伝わったんだろうけど。

とりあえず、近いうちに場所を確保し、
デモファームをつくって、
そこで有機肥料の作り方セミナーを開けそうな雰囲気。

木酢も順調になってきた(vol.450いよいよ始まるか工事)が、
※ただ、「8月中に工事終わらせる!」と言っていたが、
 8月中に工事が始まるかどうか…。
帰国までに成し遂げたかったデモファームの設置も、
一つは成し遂げられるかな。

ここに来て、風が吹いてきた!

↓デモファームについては、私より同僚の方がずっとノウハウを持っているので、これはボランティアがいなくても、うまく回ってくれると思います。なので、一つだけでも成功実績をつくっておきたいなぁ。
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コミュニティ開発活動記 | コメント(0)

【vol.453】法規=麻薬粛清が導く未来は

2016年08月24日
ここ最近、
フィリピン人とお酒を一緒に飲んでいると、
必ずこの話題が上がる。
「ドゥテルテ大統領、どう思う?」

6月末に新大統領に就任したドゥテルテ氏。
選挙戦中から
「麻薬犯罪者は殺す」
などと発言。
薬物犯罪の容疑者殺害を推奨していた。
その結果、就任後に殺された容疑者は1800人とも。
そのほか、「麻薬王」と疑われた実業家と面会して「処刑するよ」と言ったり、
国連人権高等弁務官事務所が殺害を非難したことで、国連脱退を示唆したり、
なかなか過激な言動を繰り返している。

しかし、長年市長を務めてきたミンダナオ島・ダバオ市の
治安が向上したことも事実。
薬物犯罪は、殺人や傷害などその他の犯罪も引き起こしやすい。
大統領が「薬物のない国」をつくろうとしていることは事実だろう。

大統領を支持しているという男性(28)はこう言った。
「あと1、2年もすれば、
 フィリピンはアジアで唯一のドラッグフリーの国になっているよ!」

一方で、そのドラッグフリーを目指す「手法」に、
疑問を持つ人が多いこともいなめない。

ある50代の男性は
「もし、殺された中に無実の人がいたらどうするのか。
 裁判もしていないのに。
 大統領がやっていることは、
 罪のない人を殺すかもしれないことだ」

と憤りを見せた。

その上で二人は問う。
「ケンゾウはどう思う?」

正直、
よく分からない
としか、いつも答えられない。

薬物犯罪のない世界をつくりたいという理想は、
すばらしいものだ。
日本でも記者をしていた時、
毎日1件程度は、
警察から「覚せい剤取締法違反容疑で逮捕」
という広報文が流れていた。
フィリピンの場合、貧困による空腹を紛らわせるため、
覚せい剤やシンナーに手を出す場合もあるという。
犯罪が次なる犯罪を生む、という論理も分かる。

でも、じゃあ、
容疑者は全員殺してしまうのが正しいやり方か?
確かに、もう待ったなしの状態なのかもしれない。
裁判を待っている暇はないのかもしれない。
でも、「じゃあ殺しても良い」ってなるだろうか?

日本の裁判ならば、
「疑わしきは罰せず」の精神だろう。
薬物を押収したとか、使用現場を現認したとか、
決定的証拠がなければ、
「被告人の利益になるように決定すべきである」という法則だ。
しかし、フィリピンの場合は
「疑わしきは皆殺し」
の世界。
しかも、逮捕・起訴する前の段階。
中には、
「あいつマジうぜーから、
 シャブやってますよって、ちくってやろーぜ!」
とか、
そんな輩が出てくるかもしれない。

もちろん、
殺すか殺さないか、
そんな二項対立で片付けられる問題ではないのだろうが。

ここのところ、フィリピン人も注視している大統領の施策。
あなたはどう思いますか?

↓「殺すことは超法規的措置だ。やめろ」と言うことはできる。でも、それよりも即効性のある代替案って、思いつかない。
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フィリピン文化 | コメント(0)

【vol.452】一村=今や世界に広がる運動

2016年08月23日
OVOP
という言葉をご存知だろうか?

何かの化粧品の名前でも、
企業名でも、
FPJのような有機肥料の名前(vol.31やる気引き起こせた?)でもない。

One Village One Product
の略。
つまりは、
一村一品運動のことだ。

もともとは、大分県大山町(現・日田市大山町)で始まった、
「梅栗植えてハワイに行こう」
というキャッチフレーズの下に始まった町おこし運動だ。
稲作に適さない地域で何が植えられるか。
それを考えた末に、
農作業が簡単で、加工もしやすい梅栗を植えることを推奨し、
農民たちを、当時珍しかったハワイ旅行へと招待した企画だ。
       Wikipedia一村一品運動など参照

その大分の一つの町で始まった企画が、
ある人の手により大分に広まった。
さらには、全国各地で取り上げられ、
果ては海外でも、途上国の収益向上のため、
取り入れられているのだ。
※国や地域によっては「OTOP(One Town One Product)」とも呼ばれる。

私も、昨年9月にボホール島であったイベントでは、
一村一品運動発祥の地・大分県を勝手に代表し、
一村一品コーナーを作り、JICAの活動も合わせて紹介させてもらった(vol.255これだけの連呼あるか)。
一村一品の思い出
【写真】=一村一品の意義や事例、また大分から取り寄せた一村一品グッズが並んだ会場(2015年9月)

この一村一品のことは、もちろん小さいころから学校で習うし、
大分に拠点を置く大学らしく、学生時代もより詳しく学んだ。
そして、コミュニティ開発の事前研修でも、
このトピックは取り上げられるのだ。

その一村一品を世に広めたお人、
平松守彦前大分県知事が21日、亡くなった。

1979年に県知事に就任されているので、
私が小さいときから(私は84年生まれ)の県知事。
県の何かの作文コンクールで最優秀賞を取ったとき、
「知事から賞状がもらえる!」と聞かされていた私は、
来たのが代理だったので、心底落ち込んだ覚えがある。
また、私の母校である立命館アジア太平洋大学の誘致にも貢献。

さらに日韓ワールドカップの際にも開催地を誘致し、
到着が遅れてきたカメルーンチームと中津江村(現・日田市中津江村)との交流も生んだ。
私は当時受験生だったが、
大分での開催地は家のすぐ近く。
自転車で近くまで行き、興奮だけ味わった思い出もある。

23日朝、一斉に報じた新聞のネットニュースで訃報を知った。
最近まで知事をされていたような印象で、
92歳という年齢に驚かされると同時に、
そうやって、亡くなってからでも、
一村一品運動という考えは広まり続けるだろうな、と思った。
そういう、不変の法則を生み出せるって、本当にすばらしい。

OVOPやOTOPと書かれた看板は、
フィリピンの田舎町であるビコール地域でも見かけることができる。
おそらく、今商品を作っている彼らは、
平松さんのことは知らないだろう。
でも、理念は残る。
不変とはいかなくても、少しでも多くの人に広まる解決策、
考え出せたらなぁ。

平松氏のご冥福をお祈りします。

↓ココナッツオイルなど私も取り組みましたが、OVOPと呼べるほどではありませんでした。多くの関係者によって加工されるからこそ、広がりのあるこの一村一品運動です。
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【vol.451】菓子=ほろ苦い、揚げバナナ

2016年08月23日
おっと、きょうも出てきたよ。
ミリエンダ(おやつ)タイムの
揚げバナナ。
バドゥヤ
【写真】=ミリエンダによく出てくる揚げバナナ(8月23日)

これ、タガログ語では何て言うかわかんないけど、
ビコール語では
「バドゥヤ」
って呼ぶんだな。
生で食べるにはちょっと硬い種類のバナナに衣をつけて、
油で揚げるとあら不思議。
これが甘くなるんだな。
揚げたてなら、衣がちょっとパリッと口の中で割れたりして、
中のバナナがドロッと口の中にあふれ出す。
なぜかこれが、うちの配属先の定番。

この甘くて油っこくてたまらないおやつだが、
私にとっては、ちょっとほろ苦い思い出の味。

ずっと不遇をかこち続けていたこの半年ほど、
本当に何もすることがなかった。
木酢を進めてくれと言ってもダメ。
バランガイ(村)に出るにも許可が出ない。
何もすることがなく、ネットサーフィンやスマホをいじって
終業時間を待ち続ける日々…。
だから、
「ケンゾウ、コーヒーブレイクだ。バドゥヤがあるぞ」
と言われても、
「何のためのブレイクだよ」
と独り言つ日々。
ついには、
「ケンゾウ、バイクを持っているのがお前だけだから、
 バドゥヤを買いに行ってくれないか?」

なんて、おつかいに出されたりしてさ。
「こんなことのためにフィリピンに来たのかな?」って
バナナを噛み締めながら、何度も自問自答したよね。

でも、帰国まで45日となり、
やっと、やりたい仕事ができるようになった。
木酢のことを気にかけながら、
バランガイで実施するための有機農業セミナーの資料作り。
あすからはバランガイを回りつつ、
始まり次第、木酢の工事監督もしなければならない…。
もちろん、サヨナラパーティはいたるところで呼ばれているし、
最後の活動報告書もまとめなければならないし、
730日(2年間)も任期あるんだから、
もうちょっと分散して仕事させてよ。笑


おっと、そうこう書いているうちに、
またミリエンダに呼ばれたぞ。
はいはい、今行きますよ!
あら、またバドゥヤかい。
帰国前に少しは身体を絞ろうとしているってのに、参ったねぇ。
仕方ない。半分だけ。
うん、コーヒーに合うな。
あれ、もう食べ終わってしまったよ。
半分なんて一口だね。
仕方ないなぁ…。

↓残りは45日。ブログ更新の目標500回まであと50回弱。忙しくなると、書けなくなる日もあるだろうし、帰国後研修まで含めてご紹介、ってことに目標変更しようかな? …って、バドゥヤのように、自分に甘すぎ?
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