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【vol.351】意義=そんなん作ってしまえ

2016年03月31日
昨日は、酔いの勢いも手伝い、
「任短」なんて考えも、頭をよぎった(vol.350頭をよぎったあの2字)。
こうやって、自分の頭の中がモヤモヤしたときは、
大きな模造紙(フィリピンではマニラペーパーと言います)を用意し、
思いつくままに書いてみる。
すると不思議なもので、自分の方向性が見えてくる。
結論から言うと、
存在意義がないなら、自分で作ってしまえ」だ。

頭の中の整理の順を簡単に説明すると…。

自分の活動の柱は何か。
うん、有機農業ごみの削減、そしてココナッツオイルだな。
そして、その有機とごみを結んでいるのが、木酢だ。

木酢はごみを分別しないといけない。
などの有機ごみが出れば、木酢プラントで燃やすし、
台所ごみミミズ堆肥で分解してコンポストにする。
でも、いまミミズ堆肥はうまくいっている?
もしかしたらほかの方法専門家の助言とかいる?

木酢プラントはまず、誰が運営すべき?
今いる職員のロメオさん
例えば、炭は発生したら、売ることができるよね。
売ったら、収入が生まれる。
それで人を雇うことができる?
でも、が炭を買うの? いくらで買ってくれるの?

木酢プラントからは有機肥料である木酢が生まれる。
それの使い方やほかの有機肥料の作り方を教える有機教育がいる。
その場として考えているのがデモファーム
でも、学校が休みだと、スペースがないよね?
どこかやっているところあるかな?
そうだ、同僚のロッシーさんが、ナモロリゾート(町内のプールリゾートの一つ)に有機農園を開いているぞ。
そこに農民を招いて有機セミナーを開いたらどうか?…

こうやって、どんどんと、関連したキーワードを書き連ねていくと、
自然と、自分の頭の中が整理されていく。
そうして、生まれたアイデアが、
有機農業のセミナー合宿を開くこと。
ブレーンストーミング
【写真】=ヤマジがいろいろとキーワードを書き連ねたマニラペーパー(3月31日)

すでに、同僚のロッシーさんが有機農園を開いているナモロリゾートに農民を集め、
そこで2泊3日程度の合宿を行うこと。
そのセミナーでは、
有機肥料の使い方も教えるし、
木酢の使い方も指導する。
3日もあれば、そこでバージンココナッツオイルを実際に絞ることもできる。
もっと言えば、「なぜ有機農業をしたいのか」みたいなワークショップから入ってもいいな。
そこである程度の知識を指導して、
そのままバランガイ(村)でのデモファーム事業につなげていけば、
皆さんも興味がわくだろう。

ただ、きょうたまたま浮かんだただのアイデアなので、
解決すべきことは山積みだ。
予算はどうするの?
どんな人が何人くらい参加するの?
有機肥料の作り方を教えるなら、材料もいるよね?
木酢液はまだ実物がないよね?
講師は誰を呼ぶの?
日程合わせるの大変じゃない?

でも、それを考えるのが、ボランティアの存在意義だ!

まだジャストアイデアだし、
同僚がきょう休みだったから話していないし、
どのくらい予算かかるのか、
配属先は出せるのか、出せないならJICAに申請が通るのか…。

今まで、私の仕事のスタンスとしては、
「よそ者(外国人)だからこそのアイデアは提供するけど、
 最終的に決めるのは同僚や現地住民。
 だから、主導権はあなたたち。
 だって、俺はいつかいなくなるんだから。
 あなたたちがやり方を知らないと、
 何も残らないでしょ?

というものだった。
だから、仕事が遅れていても、無理強いはしないし、
現地の仕事のペースに合わせていた。

しかし、1年半が経ち、
残り時間はわずか。
ある程度、「仲間」だと思ってもらえるほど、
同僚と話し合いを重ねてきた自負はある。

だから、
「私のやりたいこと=現地の人たちがやりたいこと」
と言えるまで、昇華できているはずだ!
文化人類学で言うところの
「エミックの視点」を獲得できているのではないか!(vol.14住民だから見える視点

残り半年、
やりたいことをやりたいだけやる!
ちょっと、楽しくなってきた!


↓なんか今週いっぱいは、家庭の事情などで同僚がみんな休みみたいなんで、この期間にいろいろアイデア出しをしよう!
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国際協力・ボランティア | コメント(0)

【vol.350】崩壊=頭をよぎったあの2字

2016年03月30日
今週に入ってからの任地は、
毎日、
雨、雨、雨。
とても乾季に入ったとは思えないような日が続いている。
そして、そんな天気を現すかのように、
悪運も立ち込めているようで…。

まずは、木酢プラント。
3月の3週でほとんどの工事を終えていたが、
この雨で、乾いていなかった部分が、

崩壊…
木酢崩壊壁
【写真①】=窯前面の入り口部分が壊れた木酢プラント(3月30日)

崩壊…。
木酢崩壊内部
【写真②】=窯内部の粘土壁も、崩れてしまっている(3月30日)

まぁ、
先に小屋を造ってから窯を建てたほうが…という主張を
同僚に強くしなかった自分の責任もある。

だが、この崩れた様子を見て
なんだか、やる気まで崩れ去ってしまったようで…。

原因は、
デモファームのあまりの進捗の遅さ。
本来、計画の5バランガイ(村)のうち、
一つのバランガイでデモファームが始まったのは昨年7月(vol.210あまりの規模にびびる)。
そこから、ほかのバランガイでの説明会は
「雨季の間は人が集まりにくいから」と延期。
乾季になったらなったで、
場所が各バランガイとも小学校の一角を借りるため、
「学校が春休みだから、それが終わらないと」…。
休みが終盤になり、先生が学校に来始めるのは、
早くて5月ごろという。
木酢がひと段落したら、そちらを本格化しないとね…と話し始めた、矢先のその言葉。
もう、ほぼ雨季直前だよね?
10月には私、日本に帰るの知ってますよね?

「それは明日にしよう」
「ちょっと、○○がいないから来週ね」
「今月は都合が悪いから来月にしよう」
「今年は選挙だから、来年の方がいい」―


そうやって、できることを
どんどんどんどんどんどんどんどんドンドンドンドンDonDonDonDon…
先延ばしにしていくから、開発が進まないんだよ、この国は。

このデモファームの遅延話が29日に発覚し、
そして30日には木酢プラントの崩壊。
もう一つのココナッツオイルプロジェクトのほうも、
一度売って(2月総会のボランティアバザー)、ちょっと熱が冷めたのか、
「せっかく原資もあるんだから、オイル絞ろうよ」
と話しても、
「最近、ココナッツが高いんだよね」とか
「(一緒にしようとしている町内のオイルメーカーさんが)マニラに行っていないんだよ」とか、
何やかや、できない言い訳を並べていく。

もちろん、そのやる気を出させ、
プロジェクトを持っていくのが、
海外から来たボランティアの役割だっていうのは、
十二分に理解している。

でも、本当にこの町に、私は必要とされているのかな?

木酢は、4月に最初の火入れをして木酢液を抽出したとしても、
半年は寝かせる必要があり、使えるのは10月以降。
デモファームも、それまでに1回、種植えから収穫が体験できるかって感じだし、
ココナッツオイルも、メーカーさんの力があれば、
オイルに関してもマーケティングに関しても素人の私が
役に立てることって少ない。
もっと農業やマーケティングの知識を持った人を
後任として呼んだほうが、手っ取り早いかもしれない。
この町に、私の存在意義はあるのだろうか。

そして、最近、
帰国してからの進路のことも気になる。
国際協力がやりたい。
でも、すぐにNPOやNGOに入って現場に行くのがいいのか。
それとも、メディアから国際協力の分野に進んだ身で、
もう一度大学院なりで勉強しなおすべきなのか。
海外に道を求めるならば、こんな中途半端な英語では行けないし。
そうやって次の進路を考え、勉強する時間がほしい。

任短。
ちょっと、そんな2文字も、頭をよぎっちゃったりなんかして。

モヤモヤモヤモヤ…。
とりあえず、フィリピンブランデーと一緒に、
そんな思いを飲み干す。

↓任短、つまりは任期短縮。なんかねー、こうやって、何もできず、これからもできないんじゃないかとモヤモヤしている時間こそ、「Sayang(フィリピン語でモッタイナイ)」なんじゃないかと、思っちゃりしっちゃったりしちゃうんです。
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国際協力・ボランティア | コメント(0)

【vol.349】謝罪=合羽から文化違い考察

2016年03月29日
レインコートから、日本とフィリピンの文化の差を考えた話。

きのう28日のこと、
Nanay(ホストマザー)が「ちょっとだけバイクを貸してほしい」と言ってきた。
まぁ、聞けば短い距離であるので、
「ちょっとならいいよ」と許可した。

明けたきょう29日。
朝、出勤しようとすると、
バイクの上に干していたレインコートが、ズタボロになっている。
犯人は間違いなく、ホストファミリーが飼っている子犬たちだ。

この子犬たちには、
靴を片方持っていかれたり、サンダルを穴だらけにされた経験があるので、
私はレインコートは、
高く天井に掛けて干すか、バイクに入れるかしていた。
しかし、Nanayはバイクを使う際、
レインコートとヘルメットを、子犬でも届く椅子の上に置いて出かけたのだ。
そのせいで、犬の歯や爪で、レインコートは穴だらけ、
水が浸入してくるし、とても使い物にはならなかった。
近くの町で探したお気に入りのさわやかな緑色のコートだった。

だから、私は怒った。
レインコートを犬の届かない場所に置かなかったNanayに対して。
Nanayに電話をして抗議。
しかし、「Ok、Ok」と状況だけ把握してブチ切り。
だから、とりあえず抗議の気持ちを伝えようと

私はNanayに怒っている。
もし天井に掛けてくれていたら、子犬たちはかまなかった。
もう、バイクは使わないでくれ。


と携帯電話のテキスト(ショートメッセージ)を送った。

すると、Nanayがすぐに仕事場に
新しいレインコートを持ってやってきた。

このコートを使いなさい。
あんなテキストを送ってくるのは、私は嫌い。


レインコート
【写真①】=Nanayが持ってきたレインコート。同僚からは「かっこいいじゃん!」とほめられたが…(3月29日)

うーん、そういうんじゃないんだ。

別に、弁償してほしいとか、そういう気持ちでテキストをしたわけではない。
ただ、「あ、ちゃんと掛けておけば良かったね」と
一言、謝罪の言葉がほしかっただけなんだ。

Nanayに限らず、フィリピン人は、
自分に非があろうが、絶対に謝ることはしない。
現在、配属先の事務所に保管している木酢の冷却装置に
大量にタバコの吸殻が置かれ、灰皿代わりに使われたことがあった。
灰皿
【写真②】=吸殻代わりに使われた冷却装置(3月11日)

その時は怒って、事務所の喫煙者に
「何これ、どういうこと?」と問い詰めると、
「俺じゃない、こいつだ」とか「いやいや、おまえだろ」
と罪をなすりつけ合う姿にさらに頭に血が上り、
まだ終業時間前だったけど、家に帰ったこともあった。

とにかく、フィリピン人から「ごめんなさい」って言葉を聴いたことがない。
本当にみんな、無駄にプライドが高い。


     ◆     ◆
翻って日本人。
もちろん、個人差はあるけど、
自分も含めて、結構「すみません」「ごめん」が口癖になっている人って多い。

記者時代の先輩が、自分の結婚式の際に上司から
「あまりに『すみません』と謝りすぎているぞ」とからかわれ、
返した言葉が
やっぱり「すみません」。

江戸時代には、道行く人が足を踏んだとき、
もちろん踏んだ方が謝るが、
踏まれたほうも「こちらこそうっかりしていてすみません」と謝るという。
和を尊び、相手との関係を重視してきた日本人らしい文化だろう。

もちろん、誰にでも謝り続け、決して卑屈になる必要はないけど、
もし悪いことをしたら、
素直に「ごめんなさい」と頭を下げられるほうが、
すっきりする。

相手に少しでも迷惑をかけたと感じたなら、なおさらね。

そういう謝れない人って結局、
日本人だろうがフィリピン人だろうが中国人だろうが
「自分がすることはすべて正しい」っていう、
世界は自分を中心に回っていると勘違いしている人なんだろうけどね。


もちろんフィリピン人でも、
素直に謝れる人がいないわけではない。
結局は、謝れないのがフィリピン人の性質なのではなく、
そういう人の比率の多さが文化をつくっているんだと思う。


↓性質は「生まれながらに持ち合わせたもの」、文化は「生まれ育った環境で身につけるもの」だと思います。混同して外国人と接していると、数人の言動でその国の人全体を嫌いになってしまうので要注意。「人をヒトとして好きになる」が私の信条です。
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フィリピン文化 | コメント(0)

【vol.348】経費=期待しすぎず期待する

2016年03月28日
3月中旬から始めてきた木酢建設だが、
フィリピンの連休(聖週間)のため23~27日はストップ。
その間、私もマニラに遊びに行き、羽を伸ばしてきた。

任地帰任後、配属先に顔を出すと、
事務所のボス、リベラさんが
いつになく機嫌が良い様子。
リベラさんもゆっくり休めたかな?
そして、パサルボン(お土産)として、
日本の食材店で買ったサキイカ
を渡すと、
「これはプルータン(主にお酒のおつまみの意味)にいいな!」
と気に入ってくれた様子。
そしてさらに一言。
「そういえば、木酢の小屋もすぐに造るから安心しろ!」

おーーー、これはうれしい一言!
窯に使う火山石を購入するだけで2ヵ月も掛かった配属先。
正直、窯は出来上がっても、その上の小屋部分は
かなり先延ばしになるだろうなぁと思っていた。
そうして、プラントの完成は遅れ、
私は完成を見ないまま(木酢液は半年寝かす必要あり)に帰国…。
そのパターンかなと思っていた。

ただ、実際に窯が出来てきたことが、功を奏したようだ。
もう、ほとんど窯は出来上がっていて、
あとは木酢を集めるためのパイプを購入し、
小屋を建てるのみ。
これまで、かなりの額も、配属先から投資してもらった。
(約6000ペソ=約1万4400円。
 私が立て替えているので、早くもらわないと、マニラで使ったこともあり、現金がない…)

もしかしたら、今週中に工事をすべて終えられる?

年度末で焦ったJICAからもらった業務支援経費の精算も、
28日に無事発送。
発注先に書いてもらった配属先のレシートがJICAとしてはオフィシャルに使えず、
週明けのこの日、発注先を訪ねて再度別のレシートを書いてもらい、
すぐに隣町のLBC(郵送会社)まで行って発送と、
かなり危ない橋を渡ったが…。
しかも、乾季の谷間の大雨の中、
ジプニー(ジープ型のバス)で片道1時間、
文字通り、傾きかけて危ない橋も渡った。。

まぁ、期待しては、そのたびに裏切られてきたので、
期待しすぎない程度に期待します!

↓帰り際、同僚に「あしたは何の作業しようか?」と尋ねると、「雨だから何もできないだろうねー」だって。やっぱり期待しないようにしようかな?笑
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コミュニティ開発活動記 | コメント(0)

【vol.347】聖週=3月は二度目の発行!

2016年03月26日
ただいま、フィリピンは聖週間(ホーリーウイーク)の真っ最中。
職場も休みであるので、連休を利用して、マニラで滞在中。
帰国する先輩隊員の見送りに行ったり、
マニラ在住の知り合いの方にお会いしたりと、
なかなか充実した休みになっている。

そんな中、ちょっと1日遅れてしまったが、
今月の活動通信「月刊やまじタイムズ」、発行です!

月刊やまじタイムズ第15号1面
月刊やまじタイムズ第15号第1面

月刊やまじタイムズ第15号2面
月刊やまじタイムズ第15号第2面

今月は、やはり木酢プラント建設開始が一面トップ!
2面は、
ちょっと2月のことになってしまったが、
フィリピンで活動するフィリピンのNPO法人ソルトパヤタスへの
スタディーツアーのことを詳報させてもらった。
また、今月2日、
実は、JICAの北岡理事長にもお会いしていたこともご紹介!
この二つは、またブログの中でも紹介したいと思う。
というわけで、今月の第15号もお楽しみください!
よろしくお願いします!

PDF版15号はこちらから。

過去の月刊やまじタイムズは、こちらから!
第14号
第13号
第12号
第11号
第10号
第9号
第8号
第7号
第6号
第5号
第4号
第3号
第2号
創刊号


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【vol.346】孤独=なんで働くの一人だけ

2016年03月21日
木酢プラントは、
もうほぼ9割がたが完成。
木酢5日目
【写真】=窯の内部がきれいになり、上部に煙突がつけられた木酢プラント(3月21日)

あとは、左右後ろに石を盛り、
粘土やセメントが乾いたら、仕上げの作業をするだけだ。

ただ、
この作業中、同僚が見に来やしない。
というか、出勤すらしていない。

ホーリーウイークというフィリピンの大型連休が始まるから、
正式な休みの週の後半から休むなら分かる。
なぜ、オフィスデイである、きょう21日に来ないの?

19、20日の土日も、
作業員には仕事をしてもらった。
このまま作業が終わらなければ、JICAへの経費精算もできない。
当然、私は発注元であるから、作業に付き合った。
もちろん、作業はほとんど手伝うことはないが、
この作業でいいのか、設計図どおりになっているか(結局、なっていなかったけど…)、
一応、チェックのつもりで、朝から夕方まで付き合った。
同僚は「行けるならテキスト(携帯のショートメッセージ)するよ」との言っていたが、
まぁ、来ないよね。

まぁ、土日に関しては、給料が発生しない仕事なわけだから、
何も言うまい。
でも、
なんでオフィスデイも来ないの?

カウンターパートであるボスは来ていた。
朝の時点では、この日で作業が大方目処がつく予定だったので、
「きょう(現地語でNgonian)、作業が終わるよ」
と伝えていたら、
「じゃあ、あとで顔を出すよ」と。
でも来たら来たで、
「あれ、まだ終わってないじゃん」と一瞥しただけで
事務所に帰りやがった!

まぁ、現地語のNgonianという言葉は、
「今日」という意味のほかに「今」という意味もあり、
どうも、「もう終わったよ」という風に取ったみたいで、
それで終わっていなかったことを疑問に思ったと考えられるが…。
それでも、この5日ほどでここまで出来たこと、
私じゃなくても、作業員に感謝の言葉なり掛けてほしかった。
名前だけはプロジェクトの責任者なんだから。

うーん、任期中、たまに来る
「誰のためにこんなに頑張っているんだろう病」発症中。
JICAのため? 違う。
自分の名誉のため? ちょっとはあるけど、メーンじゃない。
ティナンバックの住民の生活が、少しでも良くなるため、だ。

何だろう、この孤独感。

↓作業員は、事務所があまり協力的じゃない事情を知っているので「ケンゾウ、一人で働いているな。かわいそう」と声を掛けてくれたが…。「誰のため」病のお薬は、やっぱり酒か?
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【vol.345】炭窯=マニュアル通り良いか

2016年03月20日
マニュアル通りにするのが良いか、
それとも、その場その場に応じて対応すべきか―。


本来の私なら、
臨機応変に対応する
というのを選択すると思うが、
本日の悩みは、木酢の建設に関すること。

木酢の工事には、
きちんとしたマニュアルがある。
その通りに作っていけば、失敗はない。

しかし、現在、工事をお願いしている作業員たちは、
決してマニュアルにとらわれず、
経験則に基づいた工事をしようとする。
まったくの見当違いの提案なら却下できるが、
彼らは、木酢用ではないにしろ、
炭窯を作った実績のある経験者。
その際、本当にマニュアルに沿わなくていいのか、判断に困ることがある。

例えば、木酢の炭窯内部の床面。
マニュアルでは「フロアに石を敷き詰める」とある。
しかし、彼らに言わせれば、
「高温になる炭窯に石を敷き詰めたら、石が熱を持って破裂する」
という。

正直、木酢についても、炭窯についても、
1度研修を受けただけ。
そんなアレンジがいいのか悪いのか、
私に判断を求められても…。

結局、石に関しては、
敷き詰めないという作業員の意見を採用することにした。
もしその方法が間違っているというなら、
後日敷き詰めればいいし。
繰り返しになるが、これからずっと使っていくのは住民たち。
その人たちの経験に基づいた知恵は、
決して大きく間違っていることはないだろうと思う。


そんな細かい判断を求められる木酢プラントの建設。
だいぶ、作業も佳境を迎えてきた。

木酢4日目
【写真】=ほぼ窯の形になりつつある木酢プラント(3月20日)

↓一応、あす21日で作業自体は終わりという話になっているが、まだ粘土やセメントは乾いていないし、27日までのホーリーウイーク(連休)後、仕上げの作業が必要だろうな。
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【vol.344】大学=木酢広めモテちゃう?

2016年03月19日
18日、木酢プラントの建設作業の合間、
一旦、事務所に戻ると、
大量の大学生が…。

聞けば、隣町カラバンガの農業系大学の学生たちで、
環境について、農業事務所として取り組んでいることをインタビューに来たという。
ほかの同僚が答えればいいのに、
「ケンゾウ、今やっているプロジェクトのことを話しちゃえばいいよ」
という無茶ぶり…。
とりあえず、今していることを話した。

ミミズ堆肥を作って、ごみを分解させ、有機農業に使っていること、
有機農業を広めようとしていること、
そして木酢。
話していて気づいたのだが、
私たち、ティナンバックの木酢は、ビコール(私たちの地域)で第1号!
もちろん、大学生たちは知らないので、興味深々。
今まで作ったビデオやプレゼンを見せ、
あとは同僚のロッシーさんに説明してもらい(というか、ほとんど全部)、
何とか大学生たちも満足してくれた。

そして、インタビューが終わると、
なぜか私を囲んでの写真大会。
「私も一緒に撮ってください!」
「今度は私と!」
「映画スターみたいですね!」
と、
なぜかちょっとだけモテモテ。笑
まぁ冷静に考えれば、インタビューをしたという証拠のためでしょうが…。
木酢・大学生
【写真①】=女子大生に囲まれるという初めての経験に、デレデレ、オドオドする私(右から2人目、3月18日)

こんなんなら、キレイなポロシャツを着て、
ヒゲもそっておくんだった…。

まぁとりあえず、新たな技術や狙いを、
広く知ってもらえてよかった。

木酢プラントの建設も、
3日目でこんなところまで進んだ。
木酢・天井
【写真②】=木酢プラントの窯(3月19日)

ただ、「内部はセメントを使わないでくれ」と言っているのに、
セメントをベッタベタに塗っているし、
(中にもう一層、石の壁を粘土で塗り固める方針)
床にも石を敷き詰めるというので、その分を計算して窯の高さを決めたはずが、
そんなこと忘れてしまっているし。

折り返し地点に来ましたが、前途は多難です。

↓木酢のことは知らないはずなのに「セメントの壁でも構わない」とか「フロアは土のままでもいいだろう」とか、勝手に判断しちゃう作業員たち。もうちょっと、発注主の話を聞いてくれー!
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【vol.343】建設=3日ごしで作業始まる

2016年03月17日
2日連続で開始が遅れていた木酢プラントの建設、
ようやく、17日に始まった。

この日も、同僚は病欠。
代わりに一緒に行ってもらう別の同僚を探すも、
どこかに油を売りに行っているのか、不在。
仕方なく、一人で現場に向かう。

着くと、すでに作業員が仕事を始めていた。
良かった良かった、何とかこの日が来れて…。

あれ、でも、別のところ掘っていない?
木酢初日1
【写真①】=シャベルで土を掘る作業員たち(3月17日)

確かに、配属先のボスからは
「建物(写真①奥の堆肥場)の前に持ってきたほうが、
 住民に見えやすく、プロジェクトの良いアピールになる」

と提案のあった場所。
確かに、その気持ちは大変うれしい。
ただ、14日に最終確認した時点で、
私と同僚のロッシーさんで、
・施設前の場所は大きな木があり、少し狭い
・水道から遠い
・住民へは何か看板などを作ってアピールする

ということから、
施設奥へ建設するように決め、ボスにも報告していたはず。。
しきりに、ごみ処理場職員(堆肥場はごみ処理場の一角にある)のロミオさんが
「こっちの方がきれいだろ?」と強調していたので、
何か政治的な根回しが行われていたのだろう。

いろいろと作業員たちは説明してくれるんだけど、
さすがに技術的な難しいビコール語(現地語)は分からず、
かといって、英語で説明しても通じない。
結局、これから使っていくのは私ではなく、ティナンバックの住民であるので、
配属先の考えいてたとおりの場所に建設してもらうことにした。

この日は、ひたすら穴掘り!
もちろん、ショベルカーなんて大きな重機はない。
すべて手作業!
バールのような細長い鉄の棒で地面をならし、
あとはショベルでひたすら土を掘り出していく。
大きな石も、もちろん手作業。
木酢初日2
【写真②】=50センチはあろうかという石も、すべて手作業で取り除く(3月17日)

そして、炭窯の大きさを測るために、
鉄の棒で炭の内部を成形。
木酢初日3
【写真③】=鉄の棒を組み合わせて炭の大きさを決めていく作業員(3月17日)

とりあえず、棒が組みあがったところで、
この日の作業は終了。
作業員の話だと、
「土日も関係なく作業して、
 月曜日(21日)には炭窯工事は終わるかな」。>
加えて、水道のパイプ設置工事も、
ホーリーウイーク(イースター休み)の24日前には終わらせて、
休みはマニラで過ごせそう!?

↓建設方法とか、設計図や、ほかの先輩隊員が実施したビデオとは違うんだけど、相手は建設のプロ。とりあえずは、任せてみたいと思います。
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【vol.342】感覚=時間の意識まだ戸惑い

2016年03月16日
「現地人かと思いました」

最近、やたらと日本人(協力隊員や日本からの来訪者)から
そういう声を掛けられるようになった。
フィリピンに来て、もう1年半。
紙のないトイレにも戸惑わなくなったし、
パンシット(麺)には、同じ炭水化物のおコメを合わせて食べたくなる。
だいぶ、現地人化してきたとは思う。

ただ、
それでもいまだに慣れないのは、
フィリピン人の時間の感覚だ。


きょう16日、
再び木酢プラントの建設開始は見送られた。

原因は、
朝の時点で、材料の一部がまだ届けられていなかったから。
発注したのは14日。
その時点で「15日の朝には届けるから」という話だった。
しかし、この日の工事開始の午前8時の時点で届いていなかったようで、
それを見た建設作業員たちは
「全部そろわないと始められない」と
そのまま帰ってしまったというのだ。


私はこの日、朝から同僚が急に病欠になったというので、
作業場に行くのが遅れていた。
しかし、建設会社の経営者が配属先の事務所に来て、
「(作業で使う)砂が届いていないから始められないよ。
 明日に延期ね」と言う。
「え、それは15日のうちに届けられているはずだ」
と思い、午前9時すぎ、発注先に確認に行くと、
「ちょうど今(この時点で16日午前9時)届けたよ」。
たった1時間のロスで…。

日本ならば、1時間くらいのロスならば、
「ちょっと作業を効率させて取り戻そう」とか、
「材料が届いていないならば、その間にできる仕事からしよう」
となるだろう。
現に、この日すべき作業は、土の掘り返しなどで、
届いてなかった砂は必要なかった。
もし作業が効率よく進んだとしても、すぐに必要な材料じゃない。
先に掘り返しを進めてもらって、その間に私が材料の配送の確認に行くこともできただろう。

しかし、フィリピンの場合は「じゃあ明日ね」となる。

労働者は、仕事がなくなるのだから、
その日の給料は入ってこないのと同じだ。
それなら、ちょっと開始が1時間遅れようが、仕事をしていた生産的なはずだ。
(ちなみに今回は、工事完了時に給料支払い。
 工事が遅れれば遅れるほど、現金を得るまでに時間がかかるはず…)

これは今回の作業員に限らず、
配属先の同僚たちも一緒。
有機農業のデモファーム事業も、
「今週はちょっと病気だから、来週に延期してもらおう」と1週延び、
「行くはずの村がフィエスタ(祭り)だから来月ね」と1ヵ月延び、
「今は雨季で人が集まりづらいから、乾季になったらね」と1季延び…。
どれもこれも、こんな調子。

もうこれ以上の遅れは許されない。
とりあえず、土日も工事を進める許可は、作業員からもらった。
スケジュール管理。
これはこの1年半、ずっと悩まされ続けている問題だ。

↓道路での急なバイクの旋回、10代での妊娠、あまりに多い無職の若者…。「計画性の無さ」には定評のあるフィリピン人。今まで、いろんなアドバイスをもらって試してきましたが、もう、手法どうこうの話ではないですね。行動は変えられても、文化までは変えられない。
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