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【vol.81】氷解=ボスのやる気スイッチ

2015年02月28日
活動にとって、
知識を得た以上の成果を得られた研修だった。

22日から28日までの1週間、首都マニラに滞在。
メーンイベントは、23日から27日まで行われた
PCMトレーニング
だった。

PCMとは何か
「プロジェクト・サイクル・マネージメント」の略で、
簡単に言えば
「あるプロジェクトを
 誰が
 なぜ
 どうやって
 何を
 していくのかを分かりやすくまとめた事業計画案」

みたいなもの。

プロジェクトを進める上で、
どんな人が関係してくるか(関係者分析)
どのような問題があるのか(問題分析)
なぜプロジェクトを実施するのか(目的分析)
どんな活動で問題を解決するのか(プロジェクト選択)
―などと考えていく手法だ。
そして、「PDM(プロジェクト・デザイン・マトリックス)」という表にまとめ、
事業計画を練り上げていく。

JICAでは、
補助金などの申請書を書いたり、
協力隊の活動計画を立案したりする際にこの手法が用いられており、
きちんと学ぼうとすれば数日間のセミナーで10万円近くも費用がかかるような、
ありがたいセミナーなのだ。
今回は、JICAフィリピン事務所の計らいで、
カウンターパート(CP、配属先の同僚)とともに、
5日間のセミナーを受けることができた。

PCM自体は、
派遣前のコミュニティ開発研修で1日かけて実践していたので
モニタリング・評価の部分以外は、流れは理解できていた。
しかし、
授業は英語であり、
しかも実践の事例として挙がったのが、
JICAが実際に進めている地域における防災組織の話。
今回参加した別の隊員のCPに防災のプロがいて、
その人を中心にワークショップがどんどん進んでしまい、
私は正直、途中で集中力が切れてしまった。
あまり積極的に、話の輪に加われなかった。

知識の新たな蓄積を図ることはできなかったが、
唯一の収穫と入れるのが、
同行した事務所のボス、リベラさんの「やるきスイッチ」が、
突然、全開でオン!になってしまったこと。

今年1月の投稿(vol.40)では、
放任主義で、あまり会話をしていない
という風に触れた。
それも、マニラに行くまでは、それほど状況は変わっていなかった。

しかし今回、積極的にセミナーに参加してくれ、
研修中盤の25日には、急に
「帰ったらすぐに活動計画表を作ろう」
とすごく前のめり。
27日の最終日は、簡単な活動計画表を作るワークショップがあったが、
ホテルで詳細な問題分析を行ってくれ、
どんどん活動計画表を書き上げていってくれた。
今まで見せていたどの表情よりも、真剣で、すごく頼もしい姿だった。

内容としては、
もっとも解決すべき「中心問題」に
リベラさんは「ごみの削減」、
私は「農民の低収入」をそれぞれ提示。
細かい活動内容として、
ごみ処理場での大規模なごみ堆肥化と、
その技術をバランガイ(村)に伝えるという、
活動の根幹部分では意見が一致し。
しかし、
「有機野菜はより高く売れる。マーケティングも考えたい」
「ティナンバック町の最大の資源であるココナッツを使ったスモールビジネスも
 有機農業促進と同時に進められないか」
と考える私に対し、
リベラさんは
「この2年間は堆肥の促進に集中すべき。
 マーケティングやビジネスまでは、農業事務所が担当すべきではない」
と意見が食い違った。
それでも、今までは私がどのように事務所とかかわっていけばいいか、
具体的に話をする機会さえなかったので、
こんな対立ができることさえ、うれしかった。

リベラさんが作った計画表では、
まずは事務所組織を強化し、
現在の有機栽培試験場で、有機肥料の知見を得ること。
そしてバランガイを回ってその知識を広めていく―という流れだ。
設定したスケジュールは、結構タイトだ。
しかし、活動は一気に加速してくれそうだ。

マニラから1週間ぶりに戻ったティナンバック町の日差しは、
以前にも増して、肌に突き刺さるように強かった。
いよいよ、本格的な夏が今、始まる。

↓こんなにトレーニングを機に活動が好転するとは思いませんでした。こんなきっかけを作ってくれたJICAに感謝ですね。
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PCMスイッチ
【写真①】=「やる気スイッチ」の入ったリベラさん。私の意見を取り入れることなく、どんどんと書き込んでくれる(2月27日)
PCMボス
【写真②】=トレーニングの中で意見を述べるリベラさん(2月24日)
PCMキャロル
【写真③】=ほかのカウンターパートも含めて地域防災について事業計画案を作ったワークショップ。かなり難しい議論だった(2月23日)
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コミュニティ開発活動記 | コメント(0)

【vol.80】首都=ストレス発散し任地へ

2015年02月27日
今週はずっと、マニラへ滞在。
この間したこと。

○ビールを飲む。
任地では、家に冷蔵庫がなく、
売っていても1リットル単位で、
なおかつ常温販売。
久しぶりに冷えたビールを楽しめた。

○ジャズバーに行く。
先輩隊員が見つけてくれたジャズバーへ。
すぐステージの横で生演奏を聞きながら、
お酒を飲む。
久しぶりにカクテルを飲めた。
バーボンを飲んだのも、フィリピンに来て初めてだった。

○日本語ができるカラオケに行く。
フィリピン人が大好きなビデオケ。
ホストファミリー宅にもあるけど、
曲はもちろん、タガログか英語。
たまに参加するが、歌える曲が少なくてイライラ。
結局ビートルズくらいしか歌えないし。
風邪を引いて寝込んでいるときも、
リビングでガンガン歌っているし。
10年くらい前の曲リストみたいだけど、
それでも好きな曲を歌えるって幸せ。
ちなみに、
日本食料理店「日本橋亭」の2階のカラオケは、
一人1時間70ペソ(約180円)と格安!
ビールも3本いりバケツで110ペソ(約280円)!


○ウインドウショッピングをする。
任地はスーパーさえないど田舎。
何を買うでもないけど、
ただショッピングモールを歩いているだけで、
日本にいるような感覚に。
結局、農園で使う肥料をまくための霧吹きを買っただけだけど。

○とんかつを食す。
昨日は、現地語訓練講師(セブワノ語)のマーシー先生と食事。
JICA事務所近くのとんかつ店に行ってきた。
久しぶりに味噌カツ(なぜかごまドレッシングのような色のソース)と
味噌汁を飲み、
幸せな気分に。

日本にいれば当たり前にできていたことが、
フィリピンではたまにできる贅沢。
任地も大好きなんだけど、
知らぬ間にストレスたまってたんだなって。
発散し、あす任地へ帰還!

↓さぁ、今から一週間の研修も最終日! ラストナイトは何をしようかな?
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とんかつ屋にて
【写真】=マーシー先生(左手前)や協力隊員仲間、そしてそのカウンターパート(同僚)ととんかつ屋へ(2月26日)
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任地ティナンバック | コメント(0)

【vol.79】2号=有機栽培開始がトップ

2015年02月25日
【シェア拡大、大歓迎!】

25日で、任地ティナンバック赴任から3ヶ月。
現在は研修でマニラ滞在ではあるが、
毎月25日発行予定の
「月刊やまじタイムズ」第2号の発行!
月刊やまじタイムズ第2号2面

月刊やまじタイムズ第2号1面

第1号に対し、さまざまなアドバイスをいただいた。

一つは、文字が小さかったこと。
「拡大して読んだ」という声をいただき、今回、
文字の大きさは2割アップ!
フォントサイズで、10ポイントから12ポイントへとアップ。

文字を拡大した分、
段数は、前回の8段から7段へと減少。
記事数も減ってしまったが、
前回発行後、
「ぜひフィリピンでの協力隊の生活が知りたい!」
という声も多数いただけたので、
新たに「ここがヘンだよ! 協力隊ライフ」の連載もスタート!

特に編集方針に、こだわりはなし!
読者の方に「読みたい!」と言ってもらえるのが、
最大の編集方針!


今号もぜひ職場などでコピーして(A3サイズが適当)シェアいただき、
多くの方に読んでもらって、
協力隊生活や任地、私の活動のことをしってもらえれば!

↓今回はマニラで研修中のため、構成も校正も不十分、間違いはスルーでお願いします。
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コミュニティ開発活動記 | コメント(0)

【vol.78】視野=任地こもってはダメだ

2015年02月24日
「またマニラに行くの?」
「ケンゾウ、マニラに彼女がいるの?」
「お土産たくさん買って来てね!」―

昨年10月の入国以来、
同10月は任地視察のホームステイ、
同11月は任地に本赴任、
同12月は台風で避難、
今年1月はバイク講習、
そして2月の現在は研修でと、
毎月のように首都マニラと任地ティナンバック町を往復。
そのたびにホストファミリーからは、
前述のようないじられ方をされていた。

あまり任地を離れすぎては活動がおろそかになるし、
「ティナンバックのことは好きじゃないんだ」と思われたら、
活動に支障が出る。
だから、あまり任地を離れるのは好きではなかった。
マニラは昼飯代だけで、
2月に使った生活費を一気に使っちゃうし。

でも、マニラに上がる利点。
それは、
同期や先輩隊員の活動内容に触れられること。
そして、
自分の活動内容について助言をもらうこと。
こればかりは、たとえどんなにSNSが発達しようが、
直接会って話さないと、刺激はなかなか得られにくい。

本ブログでは、たびたび同期の環境隊員のダイエーさんによる
コンポストの作り方の話題を紹介してきた。
周囲の人がポイ捨てをしているのを見るだけで、
悲しさを抑えきれなくなってしまうような、
環境への人一倍熱い思いを持った男だ。

そして23日は、デザイン隊員であるしろーさんと話し、
かなり視野が広がった。

しろーさんは、ボホール島の貿易産業省でデザイン戦略を担当。
そして、世界中にネットワークを持ち、
デザインや開発方法について共有しているものづくり工房、
Fablab(ファブラボ)ボホールの運営にも携わっている。
「ないものは作れ」をモットーに掲げている工房だ。

これまで、
コンポスト工場を核に、
有機ごみを堆肥化するという「入り口」と、
その堆肥を生かした有機農業という「出口」ばかりに目を向けてきた。
しかし、わがティナンバックは、
農地の95%がココナッツ林という、
ルソン島南部のビコール地方の中でも
一番のココナッツ産地。
しかし、
若いココナッツ(ブコ)は出荷してココナッツウォーターを絞られ、
古いココナッツ(ニヨッグ)は、割った状態で乾燥させて出荷され、
納入業者がプレスしてココナッツオイルを絞っている状態。
つまり、
ティナンバックでは加工ができていない状態
なのだ。

まだ有機栽培ばかりで、
ココナッツの方まで目を向けきれていなかった。
しかし、しろーさんと話し、
「ファブラボでオイルの絞り器を作れるかもしれないでしすよ?」
と言われ、
すごく活動の可能性が見えてきた!

正直、そういった絞り器などを導入できれば、
自分たちで加工でき、
ただ実のまま出荷するよりも、
付加価値を高めることができる。
ましてやもし有機栽培ができれば…である。
そういった絞り器を導入しようとすれば、
かなりのお金がかかるよなー、
ティナンバック町としては変えないよなーと思っていたが、
1万円程度でできるかもしれないというのだ。
まさか機械ごと作るなんて、考えてもみなかった。

コミュニティ開発だけではなく、
教師、青少年活動、稲作栽培、自動車整備など、
140種類もの職種があるという協力隊。
同期でも、
コミュニティ開発、デザイン、陶磁器、食品加工、環境教育と
多岐にわたる。
それぞれが持っている特性を持ち寄れば、
何かフィリピンに有益なことができるのではないかと、
思わせる同期集団だ。

もちろん、ほかに先輩隊員でも、
さまざまな技術を持った方が多くいる。

今まで、
任地の人と話し、
任地を見て回り、
任地の良いところを引き出すのが
一番ティナンバックのためになると思っていた。
しかし、
ほかの任地のさまざまな職種の人の活動のことや、
できる技術・持っている知識の話を聞くことで、
聞けば聞くほど
その可能性の〝X軸〟は、
いくらでも上へ、上へと放物線を描いていくことを改めて知った。


任地にこもっているだけじゃダメだな。
いろんな他業種の人と話さないと、
いろんな任地を訪問してみないと。
外へ、外へ。

↓お酒も入ったこともあり、すごく熱い夜でした。同期も先輩隊員も、熱い人が多い。話していて、刺激になることばかりです。
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任地ティナンバック | コメント(2)

【vol.77】半紀=本当はなくなった方が

2015年02月23日
「本当はなくなった方が良いと思っています」

本日から、フィリピンの首都マニラに滞在中。
たまたま日程があったので、
フィリピン青年海外協力隊OB/OG会主催の
協力隊派遣開始50周年式典に参加させてもらった。

協力隊は、佐賀県出身の故・末次一郎氏を中心に
1965年にスタート。翌66年2月に、フィリピン1次隊が派遣となった。
その1次隊のOBの方と式典で話しているとき、
冒頭の言葉に出会った。

OBの方と話す機会があったので、
「協力隊が50周年を迎えたことは、感慨深いですか?」
という軽い気持ちで質問をしてしまった。
返ってきたのが、冒頭の言葉だった、

「もちろん、フィリピンが必要としていれば、期待に応えるべきなんだけど」
と答えられたOBの方。
それでも、
「協力隊は奉仕するのは変わらない。
 その奉仕しなくていい状況をつくれるのが、
 一番いいんだけど」と話す。

1次隊の方が行かれた半世紀前は、
もちろん今よりもインフラが整っていなかった。
シャワーを浴びれば、いつ止まるか分からない。
時には泡だらけのまま、断水になったこともあった。
いつ止まるか分からないから、
とりあえず出るうちに、急いで頭を洗った。

半世紀経ち、
インフラは整ってきた。
協力隊は、草の根で住民と交流し、
民間の力をボトムアップしてきたと感じる。

だからこそ、なくなれば良い。
協力隊が派遣され続ける、要請され続けるということは、
まだまだ民間の力が全域に広がっていないという証拠。
フィリピンが他国の力を必要としなくなったときは、
同時にフィリピンが力をつけたときだ。

そんな大先輩の期待に応えられるよう、
できる早く、この国に派遣される後輩がいなくなるように。
少しでもフィリピンの発展に貢献していきたい。

↓国際協力を学ぶ上で「本来ならばなくなるべきだ」という議論はよく聞きます。でも、半世紀前から携わった方の生の言葉は、国際協力の本の長い説明よりも、説得力がありました。
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アドバンス50周年記念式典
【写真】50周年式典にて、記念写真に納まるOB会メンバーと現役隊員(2月22日)
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国際協力・ボランティア | コメント(0)

【vol.76】起爆=「ニャンニャンニャン」

2015年02月22日
2月22日が何の日か、皆さん、ご存知?

そう「猫の日」。
ニャンニャンニャンの鳴き声にちなんで。
この日が近づくと、思い出す出来事がある。

福岡県の筑豊地方に、
宮若市という町がある。
かつては宮田炭坑で栄えた町で、
現在はトヨタ自動車九州がある町、として有名だ。
そして今、
それに並ぶ人気者がいる。

追い出し猫
宮若のアイドル、
追い出し猫だ。

写真は2体の招き猫が並んでいるようだが、
実は、追い出し猫は顔が両面についた招き猫。
表はほうきを持ってにらんで「災い」を追い出し、
裏は手で「福」を招く。
表裏のお腹にそれぞれ、
追い出したもの、招きたいものを書けば、
その通りに願いがかなうという縁起物だ。

招き猫は、かつて寺に住み着いたねずみと、
和尚を守ろうとした数百匹の猫が闘い、
死闘の末に猫を追っ払ったという故事に由来する。
町ではこの故事にちなみ、
縁起物や着ぐるみを作って、
まちづくりに活用していた。

私は入社から1年半の2008年ごろから、
西日本新聞社筑豊総局に勤務。
最初に担当したのが、宮若市だった。

追い出し猫には、最初から目をつけていた。
だって、かわいいでしょ?
なので、時間があれば、
当時事務所があった宮若観光協会に顔を出し、
地域ネタを拾って原稿にしていた。
例えば、宮若警察署(現直方署)の振り込め詐欺防止キャンペーンで、
「詐欺を追い出せ!」なんて使ったりね。
すごくゴロがよくて、記事の落ちに使いやすかった。

しかし、そんな宮若に寒風が吹きすさぶ。
リーマン・ショックの影響で自動車業界が大打撃。
トヨタ九州も「派遣切り」が話題となり、
市には法人市民税が入らなくなるという憂き目に遭った。
全国紙が「人通りが少なくなった商店街」と、
「普段と変わらない」人通りの商店街の写真を載せ、物議をかもしたこともあった。

そんな時、追い出し猫関係者から
「今年は売り上げが過去最高やったばい」と話を聞いた。
この不況の中? それは面白い!
当時、ご当地ハローキティに採用されたり、
JRバスのバス停のデザインに使われたりしていたのだ。
そこで私は「不況でモテモテ 追い出し猫」という記事を執筆。
すると上司も面白がってくれ、
夕刊の一面に掲載されてしまった。

それだけではない。
この記事がヤフーに転送され、
ヤフーのトップページに掲載。
「追い出し猫」の名前は多くの人から調べられ、
その日なんと、ヤフーの検索急上昇ランキングで2位になったのだ。

この記事の効果、
というよりも、この記事をきっかけにした市の方々がさまざまなPRに活用。
そういえば、飲み会の席で私が酔った勢いで言った、
「猫の日にイベントやれば、もっと盛り上がりません?」というのも、
本当に実現してくれたし。
(今年もきょう22日まで、春の感謝祭開催中!)
その後、私が宮若の担当を外れてからも、
追い出し猫振興会独自の事務所ができたり、
追い出し猫横丁ができたり、
専門店・追い出し猫本舗ができたりと、
独自の進化を遂げてきた(振興会HP参照)。
今でもメディアやSNSなどで取り上げられるのを見るたびに、
「当時頑張っていた人たちは、
 今もまちづくりに全力を出されているんだろうな」と思い返す。

地域が注目されるきっかけって、
こんな小さな出来事なのかもしれないって、
この話を思い出すたびに思う。

では、任地ティナンバックはどうだろうか?
とりあえず、発信しよう。
この町の魅力を発信し続ければ、
いつか追い出し猫のように、
多くの人の目に留まる日が来るかもしれない。
去年の今ごろは、ヤフーで「ティナンバック」と入れても、
全然ヒットがなかったではないか。
幾分かは進歩しているはず。
とりあえず、ほぼ毎日、ブログで発信していきたいと思う。

↓ちょっと自慢みたいになっちゃった。笑 でも、数少ない「よく書けた!」と思った記事の一つでした。
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任地ティナンバック | コメント(0)

【vol.75】映画=「激しい」のがお好き?

2015年02月21日
最近の我が家(ホームステイ宅)のお好みは、
夜の映画鑑賞。
夕ご飯は午後6時半には食べ終わっているので、
あとは寝付くまでは暇。
たまーにお酒をみんなで飲むこともあるけど、
以前はテレビドラマだったが、
今は映画鑑賞。

あまり大きな声では言えないが、
以前行った中国に負けず劣らず、フィリピンも海賊版大国。
先日は大都市ナガのSMショッピングモールで、
「アメリカンスナイパー」(監督:クリントイーストウッド)をやっていたので、
(日本だと、きょう2月21日公開!?)
「今度見ようかな?」と思った帰り、
道端で20ペソ(約50円)でDVDが売っていた。
しかも、映画館で盗撮したものとかではなく、きれいな画面。
さすがにアメリカでもDVD化はされてなかろう?

そして我が家では毎晩のように映画上映。
基本的に、フィリピン人の映画の好み(当家比)は、
バンバン人が撃たれるアクション、ホラー、
恐竜モノ、宇宙人・エイリアンモノ

―に分類されるよう。
基本、私はホラーは嫌い(怖い)ので見ないが、
リビングにいられずに部屋にこもっていると
「わー」「きゃー」
すごい奇声を上げながら見ている。

私も日本から数枚のDVDを持参しているが、
一緒に見たのだと、
犯罪アクション「オーシャンズ11」(日本公開2002年)は好評。
ダイヤモンド業界の闇や少年兵を描いた「ブラッド・ダイヤモンド」(同2007年公開)は、
銃撃シーンは真剣なまなざしで見ているのだが、
なぜかシリアスなシーンでは爆笑。
その感覚がよく分からない。。

20日は、持ってきた日本映画の中で、
一番アクションっぽいかな?と思い、
「踊る大捜査線THE MOVIE2~レインボーブリッジを封鎖せよ!」(03年)を上映。
ほかに持ってきたのが、
殺人罪で逮捕された兄と弟の葛藤を表現した「ゆれる」(06年)や
地域に愛された偽医者を描いた「ディア・ドクター」(09年、ともに西川美和監督)、
犯罪を犯した男と女の逃亡劇が主題の「悪人」(10年、李相日監督)とか、
どちらかというと、人間の心を描いた作品が好きなので。

結果から言うと、踊るは
全然受けなかった!
日本国内劇場公開映画の興行収入1位だよ!

まぁ連ドラ、スペシャルドラマ、映画第1弾を経ての
シリーズモノだから、
どうしても前から見ていないと理解できないせりふもあったし、
現場に洋ナシを置いたのは「用なし」と掛けているなんてのは、
英語字幕では理解できないだろうし。
(字幕は「古いりんご」と訳されていた)

でも一番理解できなかったのは、
警察の組織
だと思う。
本庁と所轄の対立とか、しがらみとか。
フィリピンでは、金を払って選挙に勝ってしまえば、勝ち。
トップに立たなければ、
どんなに高い地位にいた人でも、
簡単に首を切られてしまう(vol.30参照)。
もちろん、省庁と州、市、町で
少しはしがらみがあるんだろうけど。
終わって「分かった?」って聞いたら、
ちょっとポカンとした顔していたし。

でも、映画を一緒に見ていると、
文化の違い、感じ方の違いが出ていて面白い。
次は私の人生ナンバーワンの映画、
「猟奇的な彼女」(韓国、クァク・ジェヨン監督)
でも見せようかな?

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↓フィリピンドラマも、結構面白いんですよ。ただ、一つのドラマがもう何ヶ月も、そして毎日放送だから、ずっと見続けるには気力が必要で…。はてなブックマークもよろしくお願いします!
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【vol.74】啐啄=つついて卵の殻を割る

2015年02月20日
「啐啄」(そつたく)

佐賀市の国際協力NPO法人地球市民の会のスタディツアーで行ったミャンマー。
奨学金で学ぶ高校の寮の名前につけられていたこの言葉を思い出したのは、
岐阜県の国際協力NPO法人「ムラノミライ」(旧ソムニード)のメルマガの写真につけられた、
こんなキャプションだった。

ちょっとだけつついてあげれば
彼らは自分たちでできるんだ

僕たちがあーしろ、こーしろなんていう必要は
ないんだよ



啐は、かえろうとするひな鳥が、卵の殻を破って出ようと鳴く声。
啄は、外から母鳥が卵の殻をつつく音。

内からの力だけでも、
ただ外から見守るだけでも、
卵からひなはかえらない。
その双方の力があいまって、新たな命が生まれるのだ。

これは、コミュニティ開発の原点ではないか―。

20日は、この原点に基づいて、
母鳥の気持ちで同僚を「つついて」みた。

18日から本格的に始まった、有機農業の試験農場。
19日は春節(中国の旧正月)の影響で仕事は休みだったが、
降り注いだ雨の影響を受け、生育は順調。
ひいき目たっぷりだが、いくらか大きくなっていた気がした。

さて、次に進まねばならない。
次は、この有機農業の技術を、農民に広めていくこと。
もちろん、18日に植えたナスが収穫できれば、
それまでに使った堆肥や液肥の説明は、
より説得力を持ってできるだろう。

しかし、今の生育期間だって、
何もしないでただ見守っているのはもったいない。

そこで、この日はこう「つついて」みた。
「『事務所で有機農業実験中です』って看板作ってみては、どうかな?」
あくまで、命令ではなく提案。
もしそれで農家が事務所に立ち寄って農園を見学してくれれば、
液肥や堆肥の作り方を説明することもできるだろうし、
そうやって他人に説明をすることは、
何よりも自分自身の有機農業への理解の促進になると考えたからだ。

「いいね、やろう!」

午前10時すぎ、そう決めた同僚たちは、
さっそく文言を決めて、ワードで作成。
「このくらい大きいほうがいいかな?」
「ちょっと、ここで改行してみよう」など
どんどんと意見が出てくる。
プリントアウトしたものを私がラミネートして、
本当に簡易ではあるが、昼すぎには看板が完成していた。

来週1週間は、私はマニラに上京していない。
「その間、農民来たら、何を説明したらいいの?」と聞く同僚に、
「何も難しいことを言う必要はないよ。
 今やっていること、どうやって作ったのかを
 説明すればいいんじゃない?」とだけ言い添えておいた。

さぁ、お客さんはどのくらい来るかな?
配属先の農業事務所は、人通りの多い町役場の目の前。
次の1週間でどんな受け答えをしたか聞くのが、
楽しみだ。

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有機農業看板
【写真①】=「私たちは有機農業に取り組んでいます」と現地語ビコール語で書かれた看板(2月20日)
有機看板パソコン
【写真②】=文言や文字の大きさ、枚数などは、自分たちで考えながら決めてくれた(2月20日)
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【vol.73】根元=温かい先輩からの言葉

2015年02月19日
「やまじー、メッセージありがとう!」
ティナンバック町から約2500キロ離れた日本・佐賀市からの言葉に、
胸が震えた。

私の記者時代の最後の任地だった佐賀市には、
限られた地域で放送する「コミュニティFM」がある。
えびす像日本一の佐賀市にちなみ、
その名もえびすFM(89・6メガヘルツ)
実は、記者時代から記事解説の番組に出させてもらうなど、
2012年5月の開局以来、何かとお世話になっているFM局だ。

その番組の中で、
青年海外協力隊のOB・OGによる番組、
「Go for the World, it's YOU!」がある。
月1回、第3水曜日午後7時(日本時間)の放送では毎回、
日本で働く協力隊経験者が、どう日本社会で経験を生かしているか、
協力隊派遣中の子どもを持つ親御さんの不安、
帰国したばかりの隊員には活動の様子、
若者には佐賀での国際交流や将来協力隊に興味があるかなどを聞きだし、
協力隊活動の裾野を広げようとしている。
ネパールで村落開発普及員(現在のコミュニティ開発)で働いていたOBと、
中国で幼児教育に携わられていたOGの素敵な2人がMCで、
毎回軽快なトークで楽しませてくれている。
私も派遣前の昨年6月に出演させてもらい、
技術補完研修で行ったアジア学院での経験を話させてもらった。

ラジオでの放送は佐賀市や近隣の市町に限られるのだが、
実はえびすFMには公式アプリがあり、
海外でもスマホやパソコンで聴けるのだ!
僕もフィリピンに来てからも、
あまり電波の良くないwifiに悩まされながらも、
毎回楽しみにしている。

18日午後7時から(フィリピン時間は午後6時から)の放送も聴いていた。
そして今回は、初めてアプリの「メッセージ」という機能を使って
「毎回楽しみにしてます」とメッセージを送ってみた。
18日も案の定、wifiの調子が悪く、途切れ途切れの中、
一度は切れて視聴を断念。
夕飯を経て、30分ごろから聴きなおすと、
まさかのメッセージを読み上げてくれてる!
しかも、ラジオなのに「やまじ」と書いて送ったことを
いじってくれている!
ラジオネームなんて考えていなかった!笑

実はこの番組では、
「某山路さんという人がいまして・・・」と、
わざわざ1次書類審査、2次面接の両方で
肝臓の数値が悪かったことを暴露してくれた番組でもあった。笑
いつか、スカイプ使って、フィリピンから出演したいなぁ!

MCの2人は、協力隊受験時からいろいろ相談に乗ってもらったし、
佐賀の協力隊OB会には、
受験前から顔を出させてもらっていた。
故郷・大分の協力隊OB会の方々にも、
派遣前の壮行会に用事が重なって出られなかったとき、
「じゃあ第2回をしよう」と、
わざわざ週に2回も壮行会を開いてくれたこともあった。
そして、両OB会の人たちともに、
任地での活動状況をブログやfacebookにアップするたびに、
たくさんの励ましやアドバイスをくれる。

あぁ、本当にありがたい。
こうやって、帰るべき「根元」がしっかりしているから、
海外で今、挑戦ができているのだと思う。
日本からのメッセージに、先輩たちへの感謝を新たにした夜だった。

えびすFMホームページ
USTREAMでも放送は聴けます。

↓ホームシックにはなっていませんが、日本の先輩、友達、家族には会いたくなります。帰れないので、会いに来て!笑
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【vol.72】儀式=「灰の水曜日」って怖い

2015年02月18日
18日、配属先の農業事務所に出勤すると、
妊婦でもある同僚のジョーさんの額が汚れていた。
「何かついてるよ」と指摘すると、
「No! Ash Wednesday!」
と返された。
よく見てみると、十字。
しかも、ほかの同僚もみんな額に刻印をしている…。

Ash Wednesdayとは、
カトリックの行事の一つで、
ウィキペディアによると、

キリスト教カトリック教会をはじめとする西方教会の典礼暦年のうちの一日。四旬節の初日(復活祭の46日前)に当たる。


とある。
ただ、ずっと仏教国・日本で30年近くを過ごしてきて、
しかも母方が臨済宗の寺院でもあるので、
人口の94%以上がカトリックの国でも
「自分の宗教は仏教だ」と宣言している自分には、
まったく未知の行事。

さまざまなサイトを参考に勉強してみたが、
・十字架に掛けられたイエスキリストが、
 死から3日目に復活したことを記念したイースター(復活祭)に向け、
 キリストの苦しみと死を思い、またイースターを待ち望む期間
・灰の刻印は、死と痛悔の思いを想起させるため
・キリストが荒野で40日間断食したことにちなみ、
 大斎(1日1回の食事など、わずかな量を食べること)や
 小斎(肉を食べない)を守る
―などとある。
確かに、ホストファミリー宅では18日朝から、
魚は出てきても肉類は一切出てきていない。

でも、午前10時のミリエンダ(お菓子)タイムになると、
同僚のマイルズは
「お腹すいた」と言いながら、
白ご飯と、
17日のボスの誕生日パーティで残ったカラバオ(水牛)の煮物をモリモリ。

「あれ、ウィキペディアには、きょうは肉を食べないって書いてあるよ」と指摘すると、
「あ、ばれた」みたいな感じで、舌をぺロリ。

マイルズはホストファミリー宅に居候する家族でもあるが、
ホストファミリーも含めて、別に毎週日曜日に必ず教会に行くわけでもないし、
結構ゆるい。
だから、仏教徒だと名乗っても、あまり居心地の悪さを感じないのも、
フィリピン文化の良いところ。

ただ、「灰の水曜日」って言葉、何か恐怖を感じるのは、私だけ?

↓こういうフィリピンのキリスト教にちなんだ行事はなるべくレポートしたいなと思うのだが、いかんせん英語でもキリスト教用語が理解できないのが、なんとも悲しいところ。詳しい方いたら、教えてください。
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灰の水曜日
【写真】=額に灰で十字を印した同僚たち。本人たちの要望で、facebookにもアップしました(2月18日)
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