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【vol.459】好例=いかにファン増やすか

2016年08月31日
フィリピン隊員の仲間が30日から
インターネットを通じて寄付を募る「クラウドファンディング(CF)」に挑戦している。
「どこかで応援記事を書こうかなー」と悠長に構えていたら
驚かされた。
なんと、
2日で100%の金額(20万円)を達成していたのだ!
野菜クレヨンでフィリピンの障がい者に継続的な収入を!
CF野菜クレヨン

私も、これまで、
ファンドレイザーの端くれ(准認定ファンドレイザーの資格保持)として、
いろんな協力隊員や市民団体のCFを見てきたが、
ここまで速く達成したのを見たのは初めてだった。
CFは、目標金額に達しなければ、寄付金を得ることはできない。

このプロジェクトを進める天野真之介隊員の例を基に、
CFを成功させる3要因を分析してみた。

①ストーリー性があった
途上国×障害者―。
安定収入減の少ない途上国の農村部においては、
健常者でもなかなか収入を維持できない。
ましてや、聴覚や身体に障害を持った人ならば―。
天野さんは、支援を呼びかける文章でこう書いている。

今、彼女のコミュニケーション手段は手話のみ。そして手話を知っているのは周りでお父さんとお母さんだけ。当然彼女の行動範囲は自然と家の中に限られ、引きこもりになってしまいました。
(中略)
彼らと共に生活する中で、私には「彼らと共に、寄付に頼らない継続的な収入を得るためのモノ作りに取り組みたい」という想いが芽生えました。


現在、日本では「感動ポルノ」として、
障害者を感動の材料とすることへの批判が相次いでいるようだが、
彼の場合は違う。
「一緒に住む、住民が困っている。だから助けたい」。
草の根で活動する協力隊だからこそ気づける、視点。
そのようなリアルな状況が、情に訴えたのだろう。

②ファンを多く獲得した
CFを含む資金開拓は近年、
ファンドレイジング
と呼ばれる。
このファンドレイジングのことを
ファン度レイジング
と表現する方もいる。

人に、
「活動のために資金が必要なんです!
 お金を寄付していただけませんか?」

と言って、なかなか払ってもらうことは難しい。
しかし、
その人の「ファン(FAN)」であれば、
いくらでも支援したい!と思うだろう。


また、いきなりどこかに連れて行かれて、
「すばらしい企画やろ?
 寄付してくれんか?」と言われても、
それはただの脅迫だ。
そうじゃなくて、例えばチャリティコンサートでも開かれれば
「楽しい! これなら寄付したい!」となる。
そう、楽しさ(FUN)があっても、支援は得られやすい。

後輩隊員である天野さんは、フィリピン赴任時から知っているが、
積極的にフィリピンにいる知り合いや興味深い人たちに会いに行き、
人脈を広げていた。
そんな人たちが、彼の「ファン」となったのだろう。
そして、野菜クレヨンという、
なんだか楽しげな企画。
これも、多くの人に受け入れられやすかったのではないか。

さらに、CFは
「スタートダッシュが肝心」
とも言われる。
募集期間の長いCFでは、
最初はばっと伸びて、中盤は中だるみ、
あとちょっとという終盤にもばっと伸びる。

天野さんのこの活動は、
開始から6時間で、68%の寄付を集めたようだ。
初日お礼とご報告〜クラウドファンディングで新たな挑戦始めました〜

達成率は、信頼度の証でもある。
「あ、この人、この活動は信頼できるから、
 ほかの人ももう寄付しているんだ」
と思わせることができれば、次なる寄付につながる。

スタートダッシュに必要なものこそ、
やはり
「ファン度」
であるのだ。

③メディアの活用
今回、私が天野さんの活動を知ったのは、
「複数のメディアなどで私・この活動について紹介してもらいたい」
と相談をいただいたからだ。
元記者として、頼っていただくのはありがたい。
なので、
・まずはプレスリリース(要点が書かれた文章)をつくること
・アポを取って、できるだけメディアの人に会うこと
・あまりCFは全面に出さないこと
―などのアドバイスをさせてもらった。

「全面に―」に関して言うと、
現場の記者は、あまりビジネス絡みのネタを嫌うから。
彼らが追っているのはニュース。
もし、そこで「寄付してください!」と全面に出てしまうと、
「それなら、記事広告出してください。CM打ってください」となる。
だから、記者時代は、
販売部・広告部絡み(新聞販売店やスポンサー関連)の取材は、
あまり行くのが億劫に思ったものだ。
記者がどういう視点で記事を書くか、
少しだけアドバイスさせてもらった。

すると、天野さんはフィリピンの無料情報誌や新聞、
日本の情報サイトなどに積極的にアクセス。
私は既存のメディアばかりを想定していたが、
ブロガーさんにメールを送り、
そこから記事で取り上げてもらうということもやってのけた。
アマミモヨリオフィシャルブログ「* 応援します!『常夏国でつくったお野菜クレヨン』プロジェクト」

そうやって多くの人に活動を知ってもらうことで、
さらに彼の、彼の活動のファンを獲得したのだ。

個人的に、まだ協力隊員がCFを使うことに関しては、
100%賛成はできない。
活動に関しては、まずは配属先に支出してもらう。
それが無理ならば、JICAの支援経費、
ちょっと額が大きくなれば外務省の草の根無償資金協力など、
頼るべき資金提供先はある。
CFは、最後の奥の手であると思う。

でも、それらは制限が多い。
申請・承認まで時間がかかる場合もある。
とりあえず、使えるものは何でも使う!
その“隊員魂”で真摯に取り組み、
多くのファンを獲得した天野さん、尊敬します!

↓100%は達成していますが、達成率が高まれば高まるほど、多くの活動資金となります。最後まで応援してあげてください!
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【vol.368】募金=お金に思いを託し寄付

2016年04月20日
今回発生した熊本地震、
その支援の方法を可能な限りフィリピンから追っているが、
5年前の東日本大震災の時に比べ、
募金へのハードルが、格段に下がっているように思う。
それはひとえに、
この数年で
クラウドファンディングなど、ネットを活用した資金を得る方法が、
一気に市民権を得たこと

が背景にあるのではないかと思う。

東日本大震災の際は、
どちらかというと街頭での寄付が多かった。
そこで集めた寄付金を、
日本赤十字社地域支部や地域の社会福祉協議会を通じて
寄付するくらいしか選択肢はなかった。
【義援金・募金・寄付できるサイトまとめ】東日本大地震
というサイトを見つけたが、
今見ても、そんなに東日本大震災の際に話題になったかというと、
そんなに耳にしていないと思う。
(当時、『クラウドファンディング』『ファンドレイジング』なんて言葉自体、
 私自身が興味を持っていなかったこともあるが…)

ただ、
今ではその募金を集めるチャンネルが格段に増えた。

例えばふるさと納税を扱うサイト「さとふる」http://www.satofull.jp/static/oenkifu_kumamoto.phpでは、
南阿蘇村へのふるさと納税の寄付が
6600万円を超えている(日本時間午後0時現在)。

佐賀県のふるさと納税では、県内のNPO支援を指定して寄付する仕組みがあるが、
それを活用し、
県内に事務所を開いた国際災害支援団体「APADジャパン」を支援。
ふるさとチョイスhttp://www.furusato-tax.jp/gcf/81
震災発生翌日から集め、
すでに1億6200万円(同)が集まっている。
レスキュー犬の派遣などをする同団体への支援金に充てられるようだ。

興味深いのが、茨城県境町のふるさと納税の取り組み。
ふるさとチョイスhttp://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/emergency/08546
ふるさと納税といえば、最近は
いかに返礼品が豪華か
ということばかりに目が向けられがちだったが、
自身の町のふるさと納税を受け入れ先として、
緊急寄付の受け入れをしている。
自身の町の税収を増やすためのふるさと納税を
ほかの町の支援のために使う。
制度をうまく利用した、すばらしい取り組みだと思う。

ほかにも、日本財団が運営するcanpan決済サービスでは、
寄付プロジェクト一覧(https://kessai.canpan.info/donation/)として、
熊本地震のための募金活動を行う団体を紹介。

NGOを支援する「国際協力NGOセンター」のサイト(http://www.janic.org/news/kumamoto_earthquake.php)でも、
募金を集めている国際協力団体を紹介している。

今回は、ほんの一例しか紹介できないが、
九州以外にいる皆さんも、海外で働く皆さんも、
直接現地に行っての支援活動はできなくても、
お金に“思い”を託し、寄付をすることはできる。
知っている団体でもいいし、
インターネットで見て活動に共感できた団体でもいいし、
そういう団体に、寄付をしてもらいたいと思う。

もちろん、街頭での募金活動も重要だ。
しかし、そんな募金に物理的に参加できなくても、寄付ができるようになった時代。
九州から3000キロほど離れたフィリピンにいるが、
皆さんの復興に役立つ募金・義援金・支援金が集まりますように。

青年海外協力隊春募集は、5月9日(消印有効)まで受付中!

↓私も微力ながら、支援をするNPO2団体に少額ずつ寄付をさせていただきました。多くの“思い”が集まりますように!
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【不定期寄付連載『想いをカタチに』①vol.310】浄財=寄付から見える「文化」

2015年12月12日
日本では今月、
寄付月間」というイベントが開かれている。

一年の終わりに、考えたいのは未来のこと。
もっと楽しい未来。もっと優しい未来。
もっと平和な未来。もっと多様性が認められる未来。

そんな未来を手にするために、あなたの気持ちを寄付しよう。
寄付は意思、寄付は投資、寄付は応援、寄付は願い。
寄付で未来は変えられるのです。

だから、「Giving December」。
一年の終わりに、未来を考えて寄付をする。
そんな習慣を、はじめたいと思います。
欲しい未来を叶えてくれるさまざまな取り組みに、
あなたの想いを託しましょう。

さぁ、年の終わりに、新しい「寄付」が始まります。

                    ~「寄付月間」コンセプトより~



1年の終わりに、寄付について考える。
素敵なことではないだろうか。
私も、日本ファンドレイジング教会の「准認定ファンドレイザー」の端くれとして(vol.67巻き込むでなく広げる)、
ぜひこの1ヵ月を盛り上げたいと思う。
そんな気持ちで、始めます。
不定期連載「思いをカタチに」。
寄付文化の醸成に、フィリピンから寄与します!


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この時期、フィリピンの町は、
夜でも少しにぎやかになる。
職場ごとに、クリスマス会をやっているのも一員。
もう一つは、
このような一団が何組も町の各戸を回り、
音楽をかき鳴らしているからだ。
クリスマス寄付
【写真】=各家で音楽を披露する一団(写真は昨年12月)

決して、こちらの歌手、とかではない。
彼らがやっていることは、そう、
寄付集めだ。

彼らは少し年が上だが、
中には幼稚園生くらいの一団が家々を回り、
「きよしこの夜」や、毎年テレビ局が定めるクリスマスソング(vol.24幸せは分け与えるもの)などを歌って回る。
彼らが寄付を集める理由、それは
クリスマスを無事に迎えるためだ。

私は仏教徒なので詳しいキリスト教の教えは分からないが、
キリスト教には、富める者が貧しいものに施しを与えるという文化がある。
だから、12月には「Thanks Giving」という、
子どもたちにご飯を食べさせたり、クリスマスプレゼントを渡したりする
イベントが数多くある。
キリスト教徒にとって、イエス・キリストの誕生日であるクリスマスは、
新年の1月1日よりも大事にしている行事だからだ。

だから、寄付は教会行事に使われたり、
子どもたちは自分たちでパーティをするためのお金にするのだろうか。

やはり、
「宗教と寄付」という行為は、
すごく密接な関係にあると思う。

ほとんどの宗教では、貧困者救済などのための寄付が奨励されている。これをイスラームではサダカ(自由喜捨)やザカート(制度喜捨)といい、仏教では喜捨という。キリスト教でも喜捨的な寄付が広く行われているが、これらの他の宗教にも、喜捨的な寄付は半ば普遍的に見られる。以上に見るとおり、近代以前の世界において、寄付は、非常に強い宗教的背景を持ちながら実施されていた。
                     Wikipedia「寄付


罪を償ったり、信仰の深さをお金で表したり。
教会やお寺なども、信徒の寄付で建てられることが多い。

2014年3月に私が訪れたミャンマー。
各寺院で、大量のお布施を渡す場所があり、
仏教徒たちは毎日のようにお寺に寄付をして帰るのだという。
事実、
英国の慈善団体「チャリティーエイド基金(CAF)」が試算した「世界寄付指数」では、
ミャンマーは前年に続き1位だ。

英国の慈善団体「チャリティーエイド基金(CAF)」は11月10日、世界各国の“慈悲深さ”を数値化した「2015年世界寄付指数」を発表した。評価基準は、調査日までの過去1カ月に「金銭を寄付をしたか」「ボランティアをしたか」「見ず知らずの人を助けたか」の3項目の比率。総合1位に輝いたのは、前年に続きミャンマーだった。
 開発メディアganas「2015年世界寄付指数、トップはミャンマー・最下位はブルンジ」より



宗教は、文化をつくる一つの側面であると思う。
そして、宗教と寄付の関係性は、密接だ。
ということは、
寄付を見れば、その国の文化が見えるのではないか。
なので、
海外に行ったら、ぜひいろんな寄付のあり方を見てみよう。
文化の一端が、見えてくるはずだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちなみに、NPOなど市民団体を助成するため、
多くの寄付を集めている市民財団「佐賀未来創造基金」は13日午後1時半から、ロイヤルチェスター佐賀で
Giving December 寄付サミット ㏌ SAGA & さがつくAWARD」を開く。
日本のソーシャル分野で活躍する人たちが数多く集まります。
日本にいたら、ぜひ行ってみたかった!
お近くの方は、ぜひ!
同財団=0952-26-2228

↓今月は特に、力を入れて寄付、ファンドレイジング記事をアップしようと思います! ほかの協力隊のファンドレイザー仲間とも連携記事を企画中! お楽しみに!
欲しい未来に、寄付を贈ろう。 ー 12月は「寄付月間
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【vol.91】体育=壊れないボール届けて

2015年03月07日
【熱い九州男、栗ちゃんのファンドレイズ、応援します!】

「(協力隊訓練所のある)福島まで、ヒッチハイクで行くんですよ」

訓練所入所日を約1週間後に控えた昨年7月上旬、
彼は、JR博多駅近くで開かれた平成26年度2次隊九州会の飲み会に、
大きなバックパックを抱えて現れた。
聞けば、飲み会が終われば、ヒッチハイクをしながら北上、
一路、約1300キロ離れた福島県二本松市を目指すという。
しかも、鹿児島の実家から福岡までもヒッチハイク。
JICAが、飛行機代は負担してくれるというのに…。

「この人、ちょっとアホなんじゃないか」と思った。
同時に、最後に日本で〝アホ〟ができている彼を、うらやましく思った。
そして、
「絶対に熱い男だな」と思った。

それが、今回の主人公の栗野泰成、栗ちゃんだ。

その後、栗ちゃんとは
訓練所の班長(訓練所は、シニアボランティアさん含め15人ほどで班単位で行動する)仲間でもあり、
一緒に飲んだこともあるし、
一緒に、福島の震災避難者さんたちが働く農園に野外活動で行かせてもらったこともある。
書いていたブログも、すごくためになる文章だったのを覚えている。
第一印象と変わらず、やっぱり熱い男だった。

そんな栗ちゃんは体育隊員としてエチオピアに派遣中。
そして、やっぱり熱いプロジェクトを起こしてくれた!

現在、先輩隊員の活動を引き継ぎ、
壊れないボールを子どもたちに届けるため、
インターネットで寄付を募る「クラウドファンディング」に取り組んでいる。

題して、
エチオピアの子どもに壊れないボールでサッカーをしてほしい!

貧しい地域では、ボールを買うこともできない。
ごみを固めてボールを作っても、
すぐに壊れてしまう…。
そんな中で、栗ちゃんが代表を務める団体では、
同じような問題意識を持った団体がつくる、
ナイフを刺しても空気が抜けないボール(1個約3千円)を
100個購入する目標を掲げた。

本当に、スポーツができる隊員ってうらやましいな、って思う。
スポーツなら言葉が要らないし。
同期のバレーボール隊員が
職場の人とバレーをして仲良くなって
「親に一生遊べるおもちゃをもらった」と書いてあって、
うらやましく思った。

自分は、小、中、大のときにやっていた野球は、
フィリピンではなかなか道具が手に入りそうにないし、
高校のときのフェンシングなんて、さらに絶望的。
フィリピンでは圧倒的にバスケットボールが人気だが、
今では自分がバスケットボールみたいな体型してるし。

見るほうで我慢だな。

↓栗ちゃんの活動を、ぜひ応援ください! クリックもお忘れなく! ちょっと自分では、まだ資金調達が必要なプロジェクトは起こせないので、准認定ファンドレイザー・ライターとして、ファンドレイジング企画はブログで応援しますので、いろいろお申し付けください!
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くりちゃん
【写真】=さわやかな栗ちゃん(手前、昨年8月)
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【vol.83】獅子=東北まで笑顔を届けに

2015年03月02日
2013年8月、
私は毎日、ソファに座っては、天井ばかり眺めている日々をすごしていた。
職場の人間関係に悩み、
仕事に行ったり、何かを考えたりする気力は皆無。
完全に心を失っていた。
退社を申し出たが、当時は「国際協力」という進路は考えていなかった。
結局、「山路の書く記事が好きだ」と言ってくれた周囲の励ましで、
何とか1週間後に職場復帰できたが、
この〝休暇〟のせいで、大事な約束を果たせないでいた。

東北の仮設住宅に、佐賀の獅子舞を披露するバスツアー。

取材でインタビューしたり、プライベートでもご飯を食べさせてもらったりと、
お世話になってきた、
佐賀県多久市の川原田知章さん。
「ちあきさん」とかわいらしい名前ですが、
豪快に酒を飲み、豪快に笑い、
困った人がいれば放っておくことができない、
「あの大きな体の中身は、いっぱいの愛でできているんじゃないか」
と思えるような男性だ。

そのちあきさんから
「山路さんも一緒についていかない?」
と誘われたのが、東日本大震災の被災地にある仮設住宅をめぐる、
獅子舞ツアー。
ちあきさんは、多久市に中国の偉人・孔子をまつる多久聖廟がある縁で、
中国式の獅子舞の友好団体「多久孔子の里獅子舞」で活動。
11年3月、未曾有の震災が東北地方を襲うと、
真っ先に復興ボランティアのバスに乗って東北へ。
そして同年8月から、
バスで約1日かけ、約1200キロ離れた宮城県気仙沼市の仮設住宅を訪れ、
獅子舞を披露する活動を毎年続けている。
これに誘われていたのだった。

2年前、本当は10日ほどの夏休みを取り、
東北へ向かうつもりにしていたが、
心の病で1週間の休職。
そのため、この夏休みをとることは、許されなかった。

実は、その当時、
震災以降、被災地へ行くことは、あえてしていなかった。
震災が起きた当時は、福岡で新聞記者。
その後も佐賀に赴任し、
原発事故に端を発した玄海原発(玄海町)の再稼動問題などを取材していた。
「九州でも、伝えるべきことがある」
との想いだった。
しかし―。

その後、退社して協力隊に合格し、
その派遣前訓練先は、福島県二本松市。
訓練所主催のツアーで、
南相馬市を訪れるツアーに参加させてもらった。
畑の中に打ち上げられたままの船、
田んぼにひっくり返った車、
警戒区域の商店街は、人一人歩いていなかった。
衝撃的な光景だった。

だからこそ、震災以来、
被災地を励まし続けているちあきさんの活動を、応援したい―。

現在、ちあきさんはクラウドファンディングサイト「READY FOR?」で
気仙沼の仮設住宅や老人施設で佐賀の獅子舞を踊り笑顔を届けます
と題して寄付を募集中。
移動にバスを使うといえども、
それでも必要な経費はたくさんある。
あなたの愛を寄付に込めて、東北に笑顔を届けませんか?


獅子舞
【写真①】=東北で獅子舞を披露する多久孔子の里獅子舞のメンバー(ちあきさんfacebookより引用)
南相馬1
【写真②】=当時警戒区域内で、誰も歩いていない南相馬市小高地区(昨年8月3日)
南相馬2
【写真③】=がれきが詰まれたままの南相馬市内(昨年8月3日)
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